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【定演特集】学友会マンドリン楽部 ~誰もが楽しめる演奏会に~

 本学学友会マンドリン楽部の第53回定期演奏会が、今月23日に日立システムズホール仙台で開催される。開催に先立って、部長の高橋えりかさん(経・3)に演奏会のステージ構成や聞きどころなどについて話を伺った。



 現在のマンドリン楽部の部員数は55名で、パートはマンドリン、マンドラ、チェロ、コントラバス、クラシックギター、フルートの六つに分かれている。パートごとの練習では、一人ひとりの音が聞こえやすく、アットホームな雰囲気で互いに教え合うことができる。一方、他パートの音が聞こえる合奏時には、自分のパートがメロディを担当しているのか、伴奏を担当しているのかを意識することが大切だという。

 今回の演奏会は3部構成となっており、各ステージごとに異なるテーマのもとで曲を演奏するため、最初から最後まで楽しむことができるようになっている。第1ステージでは吹奏楽向けの曲やクラシック曲をマンドリン用に編曲したものを演奏する。オーケストラや他の楽団とは異なる、マンドリンならではの温かみや懐かしみのある音色を味わえるステージとなっている。第2ステージで演奏するのは、ジブリメドレーだ。このステージでは、演奏だけでなく部員による劇やダンスの披露など、小さな子どもでも楽しめるように、演目に工夫を凝らしたという。第3ステージではマンドリンのために作られた楽曲を演奏する。「このステージがマンドリンの魅力を最も伝えられる」と高橋さんは語る。

 演奏会の一番の聞きどころは、第3ステージで演奏される「蒼き三日月の夜」という曲だ。この曲は、吹奏楽界の著名な作曲家である樽屋雅徳氏が初めてマンドリンのために手掛けた曲だ。伊達政宗をモチーフとし、和風で激しい印象を受ける曲となっている。マンドリンはイタリア発祥の弦楽器だが、弾き方によって洋風な音色と和風な音色のどちらも表現できる。そのため、楽曲の魅力を十分に引き出すには楽譜を読み込んで楽曲のイメージをつかみ、どのように音を作っていくかを考えることが重要だと高橋さんは話す。

 マンドリン楽部では、この演奏会を最後に3年生が引退する。「これまでとは違う、今のマンドリン楽部にしか出せない味を出したい」との思いから、ジブリメドレーや初めての試みとなる樽屋氏の委嘱作品の演奏を決めたという。「来場者を楽しませるような演奏をし、来てよかったと思ってもらえるような演奏会にしたい」と高橋さんは語る。

 演奏会は17時30分開場、18時開演。入場無料なので、マンドリンという楽器になじみのない方もこの機会にぜひ一度耳を傾けてみてはいかがだろうか。
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