【新入生向け2018・サークル特集】東北大学ボランティアサークルたなぼた ~被災地をより身近に~
https://ton-press.blogspot.com/2018/04/2018_9.html
入学後にボランティア活動をしてみたいと感じる新入生諸君も多いだろう。本学には、震災復興に携わるものから教育、医療関係にわたるまで多種多様なボランティアサークルがある。特に東日本大震災の復興支援を行うボランティアサークルが多くあるが、中でも「東北大学ボランティアサークルたなぼた」は2016年に生まれたばかりだ。
たなぼたは、全学教育科目の一つである「基礎ゼミ」の講義から生まれた異色のサークルだ。きっかけとなった基礎ゼミでは、仙台市や石巻市の仮設住宅、復興公営住宅を中心にイベントを企画、実施し、入居者のコミュニティ形成を支援した。初めてボランティアを経験した受講者がほとんどだったが、これからもボランティアを続けていきたいという機運が生まれ、受講者を中心にたなぼたを結成した。
「素敵な住民の方たちに出会え、授業が終わっても継続して活動していきたいと感じていた」と前代表の武田萌さん(農・3)は設立当時を振り返る。サークル名の「たなぼた」も、「『た』んいが『な』くても『ボ』ランティアし『た』い」という思いと、住民と棚から牡丹餅(棚ぼた)の出会いができるということから名づけられた。
そのため、活動も基礎ゼミでお世話になった復興公営住宅をめぐることがほとんどだ。ソフト面での支援が欠かせない今、どんな活動をするかメンバーが自ら考える。牛乳パックを使った工作のワークショップは多くの住民が熱中する人気イベントだ。他にも、住民からの依頼に応じて地域の夏祭りや芋煮会の手伝いを行う。
活動は、仙台市若林区大和町と石巻市新蛇田の復興公営住宅に月に1度ずつ訪れることがメインだ。しかしその雰囲気は良い意味で「ゆるさ」がある。「サークルの掛け持ちをする人も多いが、久しぶりの参加でも活動しやすい雰囲気が流れている」とメンバーの飯田司さん(理・2)は語る。
授業を受けるためという軽い気持ちで始まったたなぼたの活動だからこそ、ボランティアの取り組みやすさはどの団体よりも大事にする。「活動を通じて、ボランティアに対するハードルを低く感じてもらいたい」と武田さんは強調する。
「復興に向けた課題の多さを、復興公営住宅に行くことで初めて知った」と飯田さんが驚くように、実際に出向かなければ分からないことがある。だからこそ「現地に行くことで被災地をより身近に感じてほしい」と武田さんは願う。新入生諸君もボランティアに挑戦してみてほしい。
「基礎ゼミは他学部の人と仲良くでき、終わってから生かせることも多い」。飯田さんのこの言葉にはうなずける。
たなぼたは、全学教育科目の一つである「基礎ゼミ」の講義から生まれた異色のサークルだ。きっかけとなった基礎ゼミでは、仙台市や石巻市の仮設住宅、復興公営住宅を中心にイベントを企画、実施し、入居者のコミュニティ形成を支援した。初めてボランティアを経験した受講者がほとんどだったが、これからもボランティアを続けていきたいという機運が生まれ、受講者を中心にたなぼたを結成した。
「素敵な住民の方たちに出会え、授業が終わっても継続して活動していきたいと感じていた」と前代表の武田萌さん(農・3)は設立当時を振り返る。サークル名の「たなぼた」も、「『た』んいが『な』くても『ボ』ランティアし『た』い」という思いと、住民と棚から牡丹餅(棚ぼた)の出会いができるということから名づけられた。
そのため、活動も基礎ゼミでお世話になった復興公営住宅をめぐることがほとんどだ。ソフト面での支援が欠かせない今、どんな活動をするかメンバーが自ら考える。牛乳パックを使った工作のワークショップは多くの住民が熱中する人気イベントだ。他にも、住民からの依頼に応じて地域の夏祭りや芋煮会の手伝いを行う。
活動は、仙台市若林区大和町と石巻市新蛇田の復興公営住宅に月に1度ずつ訪れることがメインだ。しかしその雰囲気は良い意味で「ゆるさ」がある。「サークルの掛け持ちをする人も多いが、久しぶりの参加でも活動しやすい雰囲気が流れている」とメンバーの飯田司さん(理・2)は語る。
授業を受けるためという軽い気持ちで始まったたなぼたの活動だからこそ、ボランティアの取り組みやすさはどの団体よりも大事にする。「活動を通じて、ボランティアに対するハードルを低く感じてもらいたい」と武田さんは強調する。
「復興に向けた課題の多さを、復興公営住宅に行くことで初めて知った」と飯田さんが驚くように、実際に出向かなければ分からないことがある。だからこそ「現地に行くことで被災地をより身近に感じてほしい」と武田さんは願う。新入生諸君もボランティアに挑戦してみてほしい。
「基礎ゼミは他学部の人と仲良くでき、終わってから生かせることも多い」。飯田さんのこの言葉にはうなずける。