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東北大学リコーダーアンサンブル 定期コンサート開かれる ~魅力伝え、可能性に挑む~

 本学リコーダーアンサンブルによる定期コンサートが先月9日にエル・パーク仙台にて行われた。代表の渡辺雄飛さん(工・2)と前代表を務めた湯浅修一さん(経・3)に今回のコンサートについて話を伺った。




 1年の集大成であるコンサートが終わり、「ほっとしている」と渡辺さん。コンサートでは演奏者が掛け声を入れたり、リコーダー以外にもコントラバスを用いる演出も見られた。「観客を飽きさせないように細部にまで工夫を凝らした」湯浅さんは振り返る。

 コンサート自体の準備は8月の夏会議で始まった。そこで曲とその演奏者を決めるのだという。夏休みを挟んで10月。演奏者は空き時間を見つけては部室に寄り、自分のパートを練習する。グループで合わせる必要があるときは各々予定を合わせなくてはならない。1年生から研究で忙しい院生がいる中で、「グループ全体でスケジュールを合わせるのは時として大変」と湯浅さん。

 12月の定期コンサートから次の夏休みまでは公の演奏会はなく、部活はオフシーズンに入る。そこにはさまざまなイベントが用意されている。4月の新歓をはじめとして、7月には七夕にちなんだ笛夕(ふえぶた)祭り、8月には他大学のリコーダーサークルとの交流を深めるつくば合同合宿。それぞれのイベントでは、各人が自由にリコーダーを吹くこともある。趣味としてリコーダーを吹いている人が多いそうだ。

 「リコーダーは使うべき指の数も限られているためほかの楽器と比べると敷居が低め」。そう湯浅さんは語る。初心者でも1カ月もすればそれなりの演奏ができるようになるそうだ。しかし「少し息の量の調整するだけで音色も大きく変わってしまう。柔軟な音色を奏でることのできるリコーダーはやはりやりがいがある」と話す。

 シンプルでいて奥深いリコーダー。来年のコンサートではジャンルを問わずもっと多くの曲に挑戦していきたいと二人は話す。「リコーダーらしい素朴な音色を伝えつつその限界にも挑戦していく」と意気込んだ。
サークル活動 1581052877455681733
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