新歓 コロナ禍以前の活動へ~本学独自アンケート「飲食解禁を」の声も~
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本学では4月1日より行動指針(BCP)がレベル0まで引き下げられ、それに伴い新歓活動の制限が緩和された。一方で、飲食を伴う新歓活動については制限が残った。本紙では、昨年に続いて、課外活動団体を対象に、今年度の新歓活動や課外活動に関するアンケート調査を実施し、昨年の結果との比較を行った。
調査によると、2023年5月時点で、対面のみで活動しているサークルは全体の約75・1%。オンラインだけで活動しているのは3・8%で、対面・オンラインを併用しているのは21・1%であった。昨年の調査結果は、「対面のみ」が75%、「オンラインのみ」が4・5%、「対面・オンライン併用」が18・2%。全体として大きな変動はないが、わずかに「対面のみ」「対面・オンライン併用」で活動するサークルが増加した。
「新歓の制限やその対応について、情勢を踏まえてどう考えるか」について、昨年度は「厳しい」と回答したサークルが54・5%だったのが、今年度の新歓活動では30・8%まで減少した。今年度の対応については「完全に制限を撤廃すると、感染リスクが予測できなくなるため対応は妥当だった」とする回答があった一方で、「飲食(を伴う新歓活動の制限)は解禁してほしい」という意見も寄せられた。
「現在、コロナ禍による制限や部員数の減少などで、団体の継続に支障は出ているか」という質問についても、昨年度に比べ「特に支障は出ていない」と答えた割合が約6・7%増加した。
新型コロナが流行する前年まで、部活やサークルの新歓活動は例年4月に対面で実施されていた。昨年度の制限は「4月中の対面新歓は一律禁止」、「5月には対面が一部解禁」。今年度は、4月6日から25日まで対面による新歓活動が可能とされ、昼休みや授業後の時間には川内北キャンパスの広場がビラ配りや勧誘で混みあうほどになった。新歓活動は、コロナ禍以前の状態に戻りつつある。
調査は、本学学生支援課の協力を得て、各課外活動団体にアンケートフォームを送信する形で実施した。フォームはインターネット上から解答する形式。延べ192団体に送信し、52団体から回答を得た。