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【特集】3/14~19開催「国連防災会議」 ~187か国から参加~

 3月14日から3月19日の未明にかけて、第3回国連防災世界会議が仙台市で行われた。仙台国際センターを中心に本学も会議場として使われた。過去最大規模の世界会議について特集する。


 国連防災世界会議は、国際的に防災戦略を策定する国連主催の会議。1994年に横浜で第1回が、2005年に神戸市で第2回が開催されており、今回が3回目となる。
 今回の会議では前回策定された2005年から2015年までの10年間の防災施策のガイドライン「兵庫行動枠組」の後継となる、新たな国際防災の枠組みの策定などがポイントとなっていた。
 本体会議には187の国連加盟国から6500人以上が参加。関連事業を含めると延べ15万人以上が参加し、日本で開催された国際会議としては史上最大級となった。
 本体会議は仙台国際センターを中心に本学も含めた複数の会場で開催。12月から開業予定の地下鉄東西線国際センター駅も受付として一足早く使用された。
 会期中はメディアテークや夢メッセみやぎなど仙台市内複数の会場でパブリックフォーラムが行われた。政府機関のみならず、地方自治体やNGOなど多くの団体が一般向けに防災に関する展示を行った。勾当台公園では「国際交流のひろば」という交流スペースも設けられ、多くの参加者がイベントや用意された各国の料理を楽しんでいた。
 また、海外から多くの参加者を迎える中、円滑な会議運営のため募集された語学ボランティア。327人が登録し、会議場をはじめとして、駅や街中でのサポートを行っていた。
 最終日の18日には2030年までの国際的防災指針を定めた「仙台防災枠組み」が策定された。採択が深夜にまでずれ込んだものの、防災に関する世界の達成目標を初めて明示するなどの成果を残した。
 一方、技術提供に関する先進国と途上国の対立など、国際的な取組を行っていくうえでの課題も浮き彫りになった会議であった。今回の枠組みを踏まえ、各国における災害被害の大幅な削減を期待したい。
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