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【特別インタビュー】TBC東北放送アナウンサー 袴田彩会さん ~人に伝える面白さを知る~

 TBC東北放送の番組「ウォッチン! みやぎ」「サンドのぼんやり~ぬ TV」などで活躍中のアナウンサー、袴田彩会(はかまだ・あやえ)さん(26)。仙台市民にとって非常に馴染み深い顔になりつつある袴田さんに話を伺った。




―学生時代について

 勉強熱心な学生ではなかったですね。ダンスサークルにとにかく打ち込んでいました。アナウンサーの仕事は意外と体を張ったものが多いので、学生時代のダンスの経験が多少役に立っているように思います。

―アナウンサーを目指したきっかけは

 学生のときにテレビの温泉番組のリポーターを勤めたことがきっかけです。姉が知り合いのテレビ局の方に「誰かいい子いない?」と聞かれて私を紹介してくれたらしいのです。当時はアナウンサーになりたいと考えたこともなかったのですが、「美味しいものが食べられる」という誘い文句につられ、アルバイト感覚で始めました。

 実際にやってみると、まず自分の喋りの下手さを痛感しましたね。難しかったけれど、番組を観た方が私の紹介したお店に興味をもってくれることもあって、人に何かを伝える仕事って面白いなと感じるようになりました。

―本格的に就活を始めたのは

 3年の8月頃から就職について考え始めて、10月に一つ目のテレビ局に落ちてからやる気に火がつきました。周りのアナウンサー志望の人たちよりずっと遅いスタートだったので、アナウンサースクールには受講を断られてしまいました。知り合いのアナウンサーの方に指導してもらいながら、縁あって東北放送に入社することができました。

―仕事で印象に残っていること

 楽天イーグルス日本一の瞬間に立ち会ったことです。この仕事についたからこそ経験できたことだと思います。その試合後のビールかけのリポートを担当しました。本当に緊張しましたが、その分終わった後の達成感もひとしおでした。

 プロ野球は、入社以来球場に通ってスコアをつけながら観戦したり、選手やコーチを覚えたりと自分なりに努力してきた分野なので、仕事を振られたときは嬉しかったです。

 最近では試合後のヒーローインタビューを担当させてもらえるようになりました。毎回、逃げ出してしまおうかとも考えるほど緊張しますが、やりがいがあります。

―仕事での工夫

 例えば食レポでは、視聴者がどういう情報を求めているのか、その食べ物の魅力を伝えるにはどうすればいいかを考えます。まず見た目の特徴から説明して、一口目は難しい顔をしないように、何も考えずおいしくいただきます。それから、味や食感の特徴を説明しますが、「視聴者の方々が思っているよりもこういう味です」という説明をするようにしています。

―普段心がけていること

 何事も「準備」を怠ってはいけないと思っています。準備9割、放送1割くらいの心構えですね。報道、バラエティ、スポーツ、どんな仕事でも、下読みや下調べなど、できる限りのことをするようにしています。納得いくまで準備しておけば安心して仕事に臨めます。

―学生へのアドバイス

 しっかり遊んでおくこと! 特に長期旅行は社会人になるとできなくなりますから、私自身もっとしておけば良かったなと思います。

 時間のある学生のうちに、できることを悔いの残らないようにやりきってください。「何かに打ち込んだ」という達成感が自信につながりますし、将来その経験が活きるかもしれません。

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