【七大戦】学友会フェンシング部 ~実戦形式の練習で連覇へ~
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現在の部員数は新入部員15人を足して33人。「人数が一気に増えて活気づきました」と笑顔で語る小林さん。コーチはおらず、週一回OBが指導に来てくれる。それ以外の練習日は部員同士でアドバイスし合っている。小林さんは「先輩後輩は関係ありません。後輩から先輩に意見を言うこともあります」と話す。部員同士の仲がよく、和やかな雰囲気で練習できるのはフェンシング部の伝統だという。
フェンシングは1対1の戦いであり、技術ももちろん、それ以上に相手との駆け引きが重要になる。体力が相手に及ばなくても、心理戦に持ち込んだり戦略を駆使するなど頭を使ったプレーをすることで勝機が見えてくる。そうした戦術面を鍛えるために、フェンシング部では「ファイティング」という実戦形式の練習を多く取り入れている。1試合終わるごとに互いの反省点などをアドバイスし合い、さらなる技術の向上を目指している。
七大戦の試合には1試合に5人までしか出場することができないが、「部員全員で一丸となって試合に臨む」と意気込む小林さん。試合に出ない部員も選手を応援したり励ましたりと、試合に対する熱意は選手たちにも負けない。
昨年の七大戦では優勝を飾ったフェンシング部。連覇の期待が高まる中、小林さんは「プレッシャーはある」と語る。しかしそのようなプレッシャーのなか、「3年生の先輩方も出場するのでなんとか勝たせてあげたい」と決意を述べた。