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【LIVE評】miwa live at 武道館 “We are the light ~38/39DAY~”

 終演後、私の心は震えていた。これほどメッセージが心にしみるライブは観たことがなかった。




 今回取り上げる公演は今年3月8、9日に行われた「miwa live at 武道館 “We are the light ~38/39DAY~”」の2日目である。「38/39DAY」は「ミワ・サンキュー・デイ」と読む。本公演はmiwa4度目の日本武道館公演となった。

 最初に流れてきたのは「again×again」のイントロ。ロックナンバーでボルテージを上げていく。続けて「ストレス、発散したいか!?」とあおり、「ストレスフリー」へ。武道館一体でタオルを振り回す。オープニングから会場を飲み込む迫力のステージである。

 中盤には「セッションコーナー」と題して、miwaとバンドメンバーが2ピースあるいは3ピースで楽曲を披露する。ピアノ弾き語りの「friend ~君が笑えば~」からドラム・ベース・アコギというロックな編成の「hys-」まで本公演のみのアレンジで演奏される。それぞれの楽器の音が輝きを帯びていた。

 そして、終盤。「光」をテーマにした楽曲が放たれる。「ヒカリヘ」を演奏後、本編最後のMC。「今日のライブで伝えたかったことはここにいる誰もが誰かの光になれるということです。私にとってはみんなが光です。みんなが照らしてくれる光の中で歌います」。そしてアカペラで歌い出したのが公演のタイトルにもなっている「We are the light」。観客のスマホのライトに照らされながらの歌唱だ。2番からバンド演奏が加わり、幻想的な照明の中歌唱されていく。サビで誰もが拳を突き上げる様子は信じられないほど壮観であった。この歌に込められた「誰もが誰かの光」という思いが武道館全体に伝わり、誰もが光に照らされている光景はこれまで観たことのない神々しさだった。

 「誰もが誰かの光」というメッセージが心の芯まで響く公演だった。なお、この公演の様子は映像作品「miwa live tour 2018 38/39DAY / acoguissimo 47都道府県 ~完~」に収録されている。miwaの思いを感じ取れる作品なので気になった方はチェックしてほしい。
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