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【来年度授業】対面・オンライン併用へ ~活動を徐々に再開~

 新型コロナウイルスの感染流行が続く中、来年度の授業は対面とオンラインを効果的に併用して実施すると、先月16日、本学が発表した。現在の併用型を引き継ぎつつ、全学教育の対面実施や各種施設・活動の再開など、徐々に制限を緩和していく見通し。一方で、本学BCPレベルは今月8日に2に引き上げられ、対面授業を含め再開していた一部活動は再び中断している。
 全国的に感染が急拡大した昨年4月、本学は新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、7日に「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東北大学の行動指針」(BCP)を策定。感染状況を0~5の6段階で評価し、本学の対応を定めた。
 新型コロナ対策本部は本学総長を本部長、理事などを構成員とする組織で、本部会議を原則週1回開催。専門家などで構成する新型コロナウイルス対策班会議(週2回開催)の検討結果を踏まえ、BCPの策定・改訂、オンライン授業の方針の決定などを行っている。











 






 
 BCPは一時、危険度が2番目に高いレベル4まで引き上げられ、これに伴いこの期間、対面活動は全面的に禁止された。その後は段階的に引き下げられ、6月19日のレベル1への移行から今月初めまで、6カ月以上レベル1が継続していた。


 来年度(令和3年度)の授業形態について、本学は先月16日、①対面授業とオンライン授業を効果的に併用する②学部1年生をはじめ全学科目を中心に対面を重視した授業を実施する③対面出席ができない学生への配慮も行う④各科目の授業形態はシラバスに掲載しHP等で周知し、変更時は迅速に連絡を行う―と発表した。加えて、新学期のガイダンスの実施や学生を交えた意見交換会の開催、図書館等の施設の再開などにも取り組んでいくとした。


 BCPレベルが1の期間、当初全面禁止されていた課外活動も徐々に制限が緩和されていった。本学は「東北大学課外活動ガイドライン」を昨年7月9日に発表。制限の度合いに応じて4段階のStepが設けられた。このStepの引き上げには、学生支援課と学友会総務部長、体育部長、文化部長間での検討を踏まえ、担当理事などと協議した上、新型コロナ対策班の承認を得る、という慎重な手順が踏まれる。11月2日には、最も活動可能範囲が広いStep4に移行し、新歓活動も解禁されたが、複数の本学関係者の感染確認を受け、12月29日から20日間、課外活動は一時停止されることとなった。


 課外活動は今後も、ガイドラインやBCPに基づいて判断される。来年度について学生支援課の担当者は「現在のところ大幅な方針転換は考えていない」としたうえで、「1万8000人弱の学生が在籍する本学で大規模なクラスターが発生すると、本学だけで宮城県の医療体制を崩壊させかねない。感染状況によっては、今後も課外活動の一時停止を行う場合がある」と話し、活動の制限に理解を求めた。

(情報は1月15日現在)

東北大学BCPの概要(抜粋)
*紙面に掲載した図に一部誤りがあったため差し替えました。



ーBCPレベル2に引き上げ 原則オンラインに

 今月7日に関東1都3県で緊急事態宣言が再度発出されたことを受け、本学は8日、BCPを一部改訂すると同時にレベルを2に引き上げ、授業は再び、原則オンラインで実施されることとなった。定期試験や実技・実験・実習の授業等で対面での実施が不可欠な場合に限り、十分な感染防止対策を施した上で、実施できるとしたものの、既に多くの授業がオンライン措置に戻された。



 一時停止となっていた課外活動も、BCPレベルの引き上げに伴って原則禁止に。再開されるめどはたっていない。



東北大学新型コロナウイルスBCP対応ガイドはこちら
新型コロナウイルス感染症 5317761761371826627
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