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【サークル活動】本学サークル 文武で活躍 ~東北大学クイズ研究会 優勝のカギは「読み」~

 東北大学クイズ研究会が、3月19日に大宮ソニックシティ(埼玉県さいたま市大宮区)で行われた、日本最大級の学生競技クイズ大会「EQIDEN2023」で、初優勝を飾った。本大会は開催16年目の全国大会で、今年は過去最多の52チームが、全国の高校や大学から参加した。優勝した同団体の出場メンバーの中の4人に、大会の感想や競技クイズの魅力を聞いた。




 今回の全国大会優勝について、同団体の出場メンバーは、うれしさより先に「信じられない」と口にした。今大会がラストイヤーの佐々木洸輔こうすけさん(理・修1)は「決勝の復路に進出できればいいと思っていた。最後に優勝できてうれしかった」と話す。


優勝後、会場での大会出場メンバーの集合写真
(東北大クイズ研究会提供)



 本大会決勝では、各チームの出場選手を1区~10区に割り当て、1区~5区を「往路」、6区~10区を「復路」と呼ぶ。往路復路ともに、次の区の選手への交代に必要な正解数が決まっており、各チームの5区の選手が2問正解し復路に進出する度に、その時点での下位2チームが脱落する。復路進出チームのうち、10区の選手が先に2問正解したチームが優勝する。




 優勝の一番の立役者は5区の福井優汰さん(理・4)だった。1問正解で復路進出、脱落する場面。福井さんは、解答が絞れない時点でボタンを押した。チームの状況的に、どこかで仕掛ける必要があった。問題文の冒頭は『歌舞伎の演目の中でも』。出題傾向から、歌舞伎の演目に関する問題で、自身が知らない答えは出ないと読み、ボタンを押した。




 福井さんがボタンを押した直後に、「盗賊」という単語が、勢い余って読まれた。ここで解答が、盗賊を主人公とした歌舞伎演目の総称「白浪物」に確定した。解答が確定しない時点でボタンを押し、出題者に問題文の続きを読ませて、答えを確定させる「読ませ押し」が運よく成功する形となった。




●競技クイズの魅力とは



 競技クイズの魅力について福井さんは、「ゲーム性」だと話す。「競技クイズの基本的ルールは、『何回正解すれば勝利で、何回誤答すれば解答権がなくなる』というもの。勝つためにできることをこのルールの範囲内で考えていく点が、競技クイズ独自のゲーム性として面白いと思う」




 くすのき裕人ひろとさん(文・4)は、自分の知る世界が広がることを挙げた。以前まで興味の無かったスポーツや音楽などのジャンルについて、クイズをきっかけとして関連するニュースを見たり、実生活で触れたりするようになったと語った。


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