【令和7年度報道部入部試験問題】地理
注意事項
・東北大学の入学試験とは一切関係ありません。
1.太郎さんはOECD加盟国から16か国を選び、4つの群に分けて各種データの関係性について調べることにした。次の散布図1は横軸に人口1000人当たりの医療福祉従事者数(人)(散布図ではHE)、縦軸に税収に占める所得課税の割合(%)(散布図ではIT)をとったものである。散布図2は横軸に税収に占める消費課税の割合(%)(散布図ではCT)、縦軸に資産課税等の割合(%)(散布図ではAT)を縦軸にとったものである。なお、データについてHEは2022年、それ以外は2021年のものである。(配点・100点)
![]() |
図1 |
点の形(■、●、◆、▲)は国家群に対応しており、国家群はα群(日本・トルコ・メキシコ・イギリス)、β群(ポーランド・スロバキア・ハンガリー・チェコ)、γ群(フィンランド・デンマーク・オランダ・ノルウェー)、δ群(スペイン・イタリア・ギリシャ・ポルトガル)から成っている。例えば点●はα群を表している。
(1) 各国人口1人当たりGDP(USドル)は人口1000人当たりの医療従事者数(人)と強い相関を持つことが分かった(参考:相関係数0.94)。このとき、税収に占める所得課税、消費課税、資産課税の割合のなかで、2021年の各国人口1人当たりGDP(USドル)との相関が最も強いのはどれか。適切なものを1つ選びなさい。
1:所得課税 2:消費課税 3:資産課税
(2) 点◆と点▲が表す国家群の組み合わせ(◆, ▲)として適切なものを選びなさい。
1:(β, γ) 2:(γ, β) 3:(β, δ)
4:(δ, β) 5:(γ, δ) 6:(δ, γ)
(3) 点●のうち日本を表しているものとトルコを表しているものアルファベット2文字の組み合わせ(散布図1・散布図2)で表せる元素として適切なものを選びなさい。
例)日本を表すものが散布図1でB、散布図2でaだと思う場合、日本=Ba=バリウムとなる
1:(日本, トルコ)=(ロジウム, ネオン)
2:(日本, トルコ)=(ラジウム, ボーリウム)
3:(日本, トルコ)=(カルシウム, ニッケル)
4:(日本, トルコ)=(ニホニウム, セリウム)
2.引用元について
各国人口1000人当たりの医療福祉従事者(人)についてはOECD DataExplorerを利用
各国の税収に占める所得課税、消費課税、資産課税等の割合は日本国財務省作成資料より引用( OECD加盟国(38ヵ国)における所得・消費・資産課税等の税収構成比の比較(国税+地方税) )
人口1人当たりGDPはIMF World Economic Outlook Databasesより算出