【調査】東北大入試 合格最低点は?
本学に入学するためには入試でどの程度の得点が必要とされるのか。X(旧Twitter)でこまった氏(@Komatta_C5)が調査した入試結果をもとに昨年度の東北大学入試について分析した。
今回はサンプル数の多かった文学部、法学部、理学部、工学部に注目する。調査の結果を表に示す。
最初に文系の学部について分析する。調査結果によると、文学部の総合点の得点率は平均点が64.3%、最低点が60.0~60.3%であった。法学部に関しては、平均点が68.8%、最低点が61.2~62.9%であった。両学部に合格するためには総合で60%以上の得点を上げることが必要といえるだろう。仮に共通テストの点数が文系の合格者平均点に近い75%だとすると、総合点の最低ラインである60%に達するには、個別試験で文学部は約52%、法学部は約53%得点する必要がある。つまり、両学部では二次試験において50%を超える得点力が求められることが分かる。また、文系の学部においては平均点よりおおよそ4~7%低い点数が最低点であると推測できる。
一方、理系の学部は文系とは違った調査結果となった。理学部の総合得点の得点率は平均点が70.3%、最低点が66.0~66.1%であった。工学部に関しては、平均点が70.5%、最低点が65.2%であった。このように、理系の学部では文系の学部より得点率が高く、合格には総合で65%を超える得点率が求められるようだ。共通テストの点数を理系の合格者平均点に近い83%と仮定すると、総合点の最低ラインである65%に達するには、個別試験で両学部ともに約57%の得点が必要である。また、両学部の最低点は平均点よりおおよそ4~5%低い点であると推測できる。
今回の調査は受験者全員が回答したわけではなく、実際の数値と異なる可能性がある。また、年度によって入試の難易度や傾向は変動するため、受験生は各自でより細かく情報を分析し、入試合格に役立てることが肝要である。そのための詳細な入試結果のデータは、こまった氏がX(旧Twitter)で公開しているのでぜひ見てもらいたい。