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【サークル】福興youth 福島で復興支援 シイタケ栽培が環境大臣賞

 

大熊町でのキウイ栽培支援の様子(写真は同団体提供)

 東日本大震災から15年の年月がたった今も、福島県の復興に貢献し続ける学生たちがいる。本学ボランティアサ―クル「福興youth」は、福島県の浜通りや三春町を拠点に、地域住民との交流や農業支援、震災の学びと発信など、多様な活動を展開している。(聞き手は高橋温)


 中でも同団体が三春町で行っている「Myしいたけプロジェクト」は、環境省主催の「チャレンジ・アワード2025」で最優秀の環境大臣賞を受賞した。同アワードでは、福島県の復興と未来に向け若い世代のアイデアや活動を表彰する。


 同団体には三つの活動理念がある。①福島の産業の創出・振興を支援する②人のつながりの創出や伝統の復興・振興から町を盛り上げる③福島の過去、復興の歩み、そして今を発信し続ける――の3点だ。これらの理念の下、活動は地域や内容ごとにチームに分かれ、それぞれ独立して行われている。


 「Myしいたけプロジェクト」以外には、大熊町でのキウイ栽培の支援、富岡町でのカフェ活動などがある。他にも、資料館などを巡る「スタディツアー」も主催する。


 東日本大震災以前、三春町では福島県産の木材を使ったシイタケ栽培が行われていた。しかし、原発事故の放射能汚染の影響で、県産木材を使ったシイタケ栽培が困難となった。そこで同団体は2021年からシイタケ栽培の復興を目標に「Myしいたけプロジェクト」を開始した。


 同プロジェクトでは三春町のシイタケ農家「ふぁーむ・わたなべ」や研究機関などと連携し情報通信技術(ICT)や科学的アプローチを取り入れた活動を行っている。


 研究の一環として、シイタケ栽培に使用する菌床を福島県産と他県産の木材を混合したおが粉を用いて作成する。そこでシイタケを育てるとともに、シイタケの放射性セシウムの吸収量を調べている。また、シイタケの成長をリアルタイムで観察できるアプリを開発し、観察日記機能や農家への質問機能も備える。さらには、食育活動にも取り組み、保育園での読み聞かせや工作などを通じて子どもたちのシイタケや食への関心を高めている。


 同プロジェクトを通じて、子どもたちがシイタケに興味を持ち、保護者や教育現場から高い評価を得るなど成果があった。一方でアプリの継続的な利用促進や、制作人材の不足を課題に挙げる。


 同プロジェクトは今後、三春町で盛んであった和算の復興やその魅力を伝える活動を行っていく考えだ。また、同団体全体としては、新たな支援先の開拓、大学などとの連携強化を目指す。

保育園児への食育活動も行う (写真は同団体提供)

ボランティア活動 8910592317379659631
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