【一言居士】━2026年5月号━
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世の中には、心打たれる格言がたくさんある。何らビジョンのない自分の将来を、無責任に肯定する言葉がたくさんある。「若者には無限の可能性がある」とか、「将来に迷うのは若者の特権」とか
しかし、こんな言葉は人ごとに過ぎない。本当に無限の可能性があるのかなんて、自分にも分からない
今の自分は、砂漠で迷っている状態だと思っていた。もちろん砂漠だから何もないけれど、どこまでも広がっている。広い砂漠を放浪するうちに、将来の「答え」とやらを見つけられるかもしれないと期待してい
ただ実際のところ、私は砂漠をさまよった気でいるだけの、貝殻に引きこもる臆病者に過ぎないのではないか。人見知りという貝殻から見る世界は、決して鮮やかなものではない
「無限の可能性」を信じる割に、自らの偏屈さをもって可能性を閉ざす。とんだ笑い者だ。甘言を言い訳に自ら変わろうとしない者に、新しい景色が見えるはずもない
もし貝殻を出られたら、そこに本物の砂漠は広がっているのだろうか。確かめたいとは思う。(文責・平山遼)
