図書館改修工事決定
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今年9月から来年3月末日まで、本学附属図書館本館1号館で大規模な改修工事が行われる。これに伴い夏季休暇中には全館休館期間が設けられる他、後期セメスターでの図書館の開館範囲、時間、サービスが一部変更になり、工事で利用できない資料については代替処置で対応される。
昨年11月に本館がリニューアルされてから、本学図書館は段階的に改修工事を重ねている。今回の工事は、空調設備の全体リニューアル、パソコンの増設、地下書庫の完全な電動集密書架化など、「築40年で老朽化した1号館を今後40年の使用に耐えるよう全面的にリニューアルする」という目的に沿った内容となっている。図書館の総務課長を務める米澤誠氏は「図書館は青葉城の二の丸跡に立地している。そのため埋蔵文化財保護の観点から新しく建て増すことが困難なので、その代わりとして改修工事が必要。予算の関係で今回のような大規模な改修工事は機会を逃すと二度とすることはできないので、利用者の皆さんにはどうか理解していただきたい」と述べた。
工事期間中の1号館は自由閲覧室のみ利用可能で、パソコンコーナーや研究個室、南側書庫が利用不可能となる。また図書類は、学生閲覧室の一般資料や新書・文庫などの多くは2号館や自由閲覧室等に移動して閲覧・貸出が可能になるが、地下書庫南側の新分類資料や2号館の和雑誌・洋雑誌の一部は工事終了まで利用できない。このような一部の資料に対しては、工事開始前に冊数無制限・返却期限来年で貸し出しを行ったり、学外からの文献複写取り寄せ・現物借用を行ったりする代替処置で対応される。「複写取り寄せ等にかかる経費は図書館の予算を充てる。可能な限り学生の皆さんに不便・支障をきたさないようにしていきたい」と米澤氏は語った。
図書館は8月14日から9月23日までが全館休館。翌24日から工事終了まで臨時体制での開館となる。