【一言居士】ー2013年7月ーLINE
https://ton-press.blogspot.com/2013/08/line-7.html
大学生になると、発表やレポート等をグループになって作成する事が多い。そういった時に、連絡ツールとして最も多用されているのが、LINEと呼ばれるコミュニケーションアプリだろう。まるで会話をしているかの様にやり取りができるという利点、もしくは友達がやっているのだから自分もやろうという集団意識からか、筆者の周囲を見回してみても、殆どの人が利用している▼しかし、それには弊害もある様だ。LINEだと、相手からのメッセージを読んだことが伝わるようになっている。それに対してプレッシャーを感じている大学生は7割近くいるそうだ。相手が見ているはずなのに返信が来ずに嫌な思いをしたことや、逆に自分がなかなか返事をせずに、相手を苛立たせたことがある人も多いのではないだろうか▼このようなアプリが便利なのは事実だが、その分対人関係に気を遣わなければならないことも増えた。既読という2文字が、早く返信しなければならないという焦燥感に繋がり、その結果、不用意な1言となって表れるのかもしれない。気軽に出来るものだからこそ、1言にもっと重きを置くべきなのだろう。
(文責:佐野)
(文責:佐野)