【七大戦】女子ラクロス競技優勝 昨年2位から躍進遂げる
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「『声』が快勝の要因」と五月女さんは語る。ひとつは仲間同士の掛け声だ。「次、次」「もう一点」試合中に絶えず響く励まし合いの言葉。選手たちのモチベーションを上げるために試合前や練習中にも欠かさない。もうひとつはスタンドからの声援だ。試合を観に来てくれた家族やOB・OGの先輩、他の学友会や友人など、たくさんの人々の応援がグラウンドに響く。ホームゲームならではの温かい光景だ。これらふたつの声が選手の背中を押し、実力を遺憾なく発揮できる雰囲気を紡いでいった。
精神面での課題も互いの声掛けによってうまく乗り越えられた。チーム全員が目の前の試合に一心に向かい、不利な展開は自身の力で断って切り替える。弱点だったディフェンスも粘り強く相手の好プレーを防ぎ、前半の接戦から後半の得点につなげることができた。
来年の七大戦に向かう後輩に「勢いある雰囲気づくりを大切に、目標を高く持ってほしい」と期待を寄せる五月女さん。弱点克服と基礎練習の徹底は勿論、6試合の長丁場では勝っても負けてもチームの雰囲気が重要だ。「一つになって優勝する」という気持ちを声掛けで意識し合い勝利をつかんでほしいという。今大会の優勝が来年の優勝のはずみとなることを願いたい。