【サークル】人力飛行部Windnauts 鳥人間コンテスト2015優勝
https://ton-press.blogspot.com/2015/10/windnauts2015.html
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このほか「ザ・ベスト・バードマン賞」と「彦根市長賞」も併せて受賞。
3冠を達成する快挙となった。
代表の松崎秦さん(工・3)は「優勝の目標が達成して満足している」と安堵の表情を浮かべた。
人力プロペラ機ディスタンス部門では、ペダルを漕いで進むプロペラ機で往復40㎞のコースを飛行し、着水するまでの距離を競う。
記録は35367・02mで、部門歴代2位。
パイロットを務めた松島昴汰さん(工・3)は「大会新記録までわずかだった。
記録を塗り変えられなくてやりきれない」と悔しさをにじませた。
機体設計や部品製作は2、3年生が中心。
製作は去年の8月から始めて大会直前まで調整を重ねたため丸1年を要した。
飛行距離を延ばす工夫に時間を費やし、出場した機体のうち最軽量の30㎏に重量を抑えることに成功。
機体を飛ばす場所が確保できず練習環境が十分整わない中で、テストフライトを繰り返し本番に備えた。
今大会で飛ばした機体の愛称は「鴻(こう)」。
渡り鳥のオオハクチョウのことで、長距離フライトを目指す思いを込めた。
松崎さんは「先輩からのノウハウの積み重ねで機体を完成させた。
妥協を許さなかった」と語る。
ウィンドノーツの活動はつらかったが、努力を重ねただけに感動もひとしおだったと二人は口をそろえる。
松崎さんは機体がプラットホームを飛び立ったとき「わが子が巣立ったような感動で涙が出た」と話す。
パイロットの松島さんは「琵琶湖の上はすべてが楽しかった」と笑顔を見せた。
鳥人間コンテストが終わると、ウィンドノーツは2年生に引継ぎをする。
松崎さんは「2連覇、そして3連覇を達成してほしい」と、松島さんは「僕らが勝ち取った優勝をこれからも続けてほしい」と来年の大会に挑む後輩への期待を語った。