【告知】東北大学交響楽団 定期演奏会 ~12月5日 川内萩ホールにて~
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交響楽団は現在約140名の部員が在籍しており、普段は個人やセクションごとの練習、合奏練習を主にこなしている。演奏会が近づき合奏練習の頻度が増え、練習にも緊張感が出てきたという。例年、定期演奏会は年2回開催されるが、秋の演奏会は卒団するメンバーにとって最後のステージとなる。「充実したメンバーで臨めるため、良い演奏が期待できる」とコンサートマスターの深井隆達さん(理・修士1)は話す。
最初の曲はニールセンの組曲「アラジン」。本学交響楽団がフルオーケストラで「アラジン」を演奏するのは今回が初となる。独特な技法で演奏され、アラビアンナイトの雰囲気を味わうことができるだろう。
2曲目はハイドンの交響曲第101番「時計」。この曲は少人数で編成され、各パートに難易度の高い部分が存在する。「難しい楽曲だからこそ、全ての楽器が揃ったときには喜びに満ち溢れるような音楽を奏でることができる」と小長井さんは語る。
最後の曲はドヴォルザークの交響曲第8番。ドヴォルザークの交響曲では第9番「新世界より」が特に有名だが、彼の円熟期の作品である第8番はそれに勝るとも劣らない評価だ。出身国であるチェコの民謡や踊りが随所に取り入れられ、作曲者の祖国愛を感じることができる。
交響楽の魅力について、深井さんは「様々な楽器の音が混ざり合うときの快感は交響楽ならでは。電子音ではなく生演奏の音の違いを聴いてほしい」と話す。定期演奏会は交響楽の演奏を間近で味わえる良い機会だ。生の演奏を聴きに、足を運んでみてはいかがだろうか。