震災の教訓 次世代へ ~「減災アクションカードゲーム」開発と普及~
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本学リーディング大学院「グローバル安全学トップリーダー育成プログラム(G-Safety)」の受講生が開発した防災学習用教材「減災アクションカードゲーム」が先月から東北大学記念グッズとして販売されている。先月16日には本学学生によるカードゲームの体験会、3月24日には国内外の高校生を対象にカードゲームを用いた防災授業が開催された。「減災アクションカードゲーム」について開発者代表の久松明史さん(工・博士2)に話を伺った。
久松さんは2014年にG-Safetyの学生自主活動として「参加型防災教育」を企画。久松さんを含めて5人のコアメンバーで活動が始まった。ほとんど何も決まっていない段階からミーティングを繰り返し、カードゲーム形式と議論形式を合わせた形となった。小中学生を主な対象とし、カードゲームを楽しみながら自主的に議論ができる場を作る教材となるように工夫されている。
ゲームの流れは、まず全体の進行を担うゲームマスターがゲームの目的とルールを説明する。次にゲームマスターは「あなたは今、学校の教室にいます。地震で建物が大きく揺れています。さあ、どうする?」などの問題文を読み上げる。4~7人程度のグループに分かれたプレーヤーたちは自分の身を守る行動が描かれたカードを1人1枚3秒以内に取る。各グループにいるサブマスターの進行でプレーヤーは順番にカードを選んだ理由を説明する。他のプレーヤーは説明に納得すれば拍手をし、拍手を得れば説明したプレーヤーの得点となる。納得できないときは、しっかりと話し合う。これを繰り返して最後にグループ内で最も得点が高い者は「防災ミニリーダー」に認定される。
最初に一般に向けてカードゲームが行われたのは『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2014』の場。その後、地域のイベントや学校にメンバーが出向いてゲームを実施してきた。ゲームを通じて被災地の子供たちとも交流し、内容はさらに深まっていった。
カードに文字を入れずピクトグラムのみで行動を表すことによって世界で共有できる教材となっている。実際に留学生に向けてもゲームを実施しており、英語版の作成も行われている。
久松さんは、「正解のないゲームなので色々な意見を出してほしい。G-Safetyとしてゲームを開催し続けることは難しいが、これからもっと広がっていくよう工夫したい」と語る。東日本大震災の教訓を次の世代へ伝えていくために開発された「減災アクションカードゲーム」。年齢や国籍に関係なく学べる教材となることが期待される。
久松さんは2014年にG-Safetyの学生自主活動として「参加型防災教育」を企画。久松さんを含めて5人のコアメンバーで活動が始まった。ほとんど何も決まっていない段階からミーティングを繰り返し、カードゲーム形式と議論形式を合わせた形となった。小中学生を主な対象とし、カードゲームを楽しみながら自主的に議論ができる場を作る教材となるように工夫されている。
ゲームの流れは、まず全体の進行を担うゲームマスターがゲームの目的とルールを説明する。次にゲームマスターは「あなたは今、学校の教室にいます。地震で建物が大きく揺れています。さあ、どうする?」などの問題文を読み上げる。4~7人程度のグループに分かれたプレーヤーたちは自分の身を守る行動が描かれたカードを1人1枚3秒以内に取る。各グループにいるサブマスターの進行でプレーヤーは順番にカードを選んだ理由を説明する。他のプレーヤーは説明に納得すれば拍手をし、拍手を得れば説明したプレーヤーの得点となる。納得できないときは、しっかりと話し合う。これを繰り返して最後にグループ内で最も得点が高い者は「防災ミニリーダー」に認定される。
最初に一般に向けてカードゲームが行われたのは『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2014』の場。その後、地域のイベントや学校にメンバーが出向いてゲームを実施してきた。ゲームを通じて被災地の子供たちとも交流し、内容はさらに深まっていった。
カードに文字を入れずピクトグラムのみで行動を表すことによって世界で共有できる教材となっている。実際に留学生に向けてもゲームを実施しており、英語版の作成も行われている。
久松さんは、「正解のないゲームなので色々な意見を出してほしい。G-Safetyとしてゲームを開催し続けることは難しいが、これからもっと広がっていくよう工夫したい」と語る。東日本大震災の教訓を次の世代へ伝えていくために開発された「減災アクションカードゲーム」。年齢や国籍に関係なく学べる教材となることが期待される。