仙台駅に「ヨリ未知」オープン ~東北を再発見 反応も上々~
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「ヨリ未知」は駅構内や駅ビル、隣接するホテルから歴史、工芸、祭り、食など東北の誇れる文化を紹介し、どこかへ「寄り道」したくなる駅づくりがコンセプト。拠点の「ヨリ未知ポータル」では、大型ビジョンで東北のデジタル版鉄道・観光ジオラマを流し、四季折々の様子を音と映像で体感できる。
駅構内の展示も見どころの一つ。「ヨリ未知ポータル」に併設された伝統工芸品の紹介や、新幹線南改札では「東北こけし地図」を掲載し、話題を集めている。そのほか東北を感じられる展示は数多く、利用者からの反応も上々だという。
もともと「ヨリ未知」は、仙台駅東西自由通路拡幅整備に伴う東口開発・駅舎改修工事の一環として企画された。自由通路と「エスパル」東館が3月18日に開業したのに合わせてプロジェクトも始まっている。しかし駅利用者へのアピールが足りていないため、情報発信の面で課題が残る。
今後はウェブサイトやJR東日本のスマホアプリ、SNSを利用して認知度の向上を図る。利用者が実際に「寄り道」した写真を「ヨリ未知フォト」として紹介するサービスの整備も現在進行中だ。事業部の今井ことみさん(25)は、「ヨリ未知の取り組みを知ったお客さまに、実際に現地に足を運んで頂けるような仕組みづくりを進めていく」とビジョンを話す。