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BackPackFESTA2019 ~旅の魅力を発信~

 「BackpackFESTA2019仙台」が先月23日、日立システムズホール仙台で開催された。当イベントは旅の魅力を紹介し、来場者に旅に出てもらうことを目的とした国内最大級の旅イベントだ。「旅人になった日」というテーマのもと、旅に興味を持ってもらうためのさまざまな企画が来場者を楽しませた。

 開場からメインイベントが始まる開演までは旅に関するさまざまなブースに来場者が集まり思い思いに時間を過ごした。その後のメインイベントは株式会社TABIPPO代表の清水直哉さんの挨拶に始まり、多種多様な企画が来場者を沸かせた。

 メインイベントの目玉の一つである、学生によるプレゼンコンテスト「DREAM」は、2400人の中から選抜された5人の学生プレゼンターが世界一周の夢を語り、来場者が投票で2人を選抜する企画。選抜された2人は、世界一周航空券をめぐって来月20日に東京会場で行われるファイナルへの切符を獲得できる。「世界中の人々に笑いを届けたい」、「地元にゲストハウスを作るために世界を巡って学びたい」など、身振り手振りを交えながら熱く語られる夢に来場者は聞き入った。投票の結果、「旅するものがたり屋」として世界中の人に読まれる絵本作家になる夢を語った畔柳あかりさん(21)、世界中の子どもが教育を受けられるために世界で起こっている問題を身近に感じたい、と夢を語った小宮泉南さん(16)が選抜された。

 留学サービス「School With」を立ち上げた太田英基さんのトークライブでは、これまでの旅で得た体験が語られた。太田さんが初めての海外旅行で行ったのはインド。旅行は楽しかったが、帰国後、ITが発展しているという日本でのインドのイメージと実際に見てきたインドの差を感じ、観光者としての旅行しかできなかったことに気づいたという。その後「その国に実際暮らす人の目線を知りたい」と、現地の人の家に泊めてもらうことができるネットサービスを利用し世界中を旅した。「新しく人と出会う度に、新しい価値観に触れることができた」と語る太田さん。終わりには「今の時代、どこに住みどこで働くかは自分で決められる。将来の可能性を日本の中だけで終わらせず、生きていく舞台を世界地図の上に描いてほしい」と来場者に呼びかけ、締めくくった。

 日本のパスポートはビザなしで190カ国を旅することができる。これは世界中で最も多い国数であり、日本人が海外旅行をしやすい理由の一つだ。しかし東北地方のパスポート保有率は12.2%と、全国平均の23.5%を大きく下回っている。特に青森県、秋田県、岩手県は全国ワースト3の保有率だ。株式会社TABIPPO仙台支部代表で、本学の学生でもある高塚彩希さん(経・4)は「東北の人々にも、パスポートをとって海外へ旅に出てみてほしい。一度海外に行けば、海外旅行の魅力を分かってもらえると思う」と語る。

 「BackpackFESTA2019」は来月20日に東京会場、3月4日にはタイ会場で開催される。多くの来場者が旅に興味を持ち、旅に出る第一歩を踏み出す手助けとなるかもしれない。
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