【オープンキャンパス2019】るーぷる仙台で巡る おすすめ観光スポット
https://ton-press.blogspot.com/2019/09/roople.html
せっかく仙台に来たからには観光地を一気に巡りたい、そう思っているあなた! ぜひおすすめしたいのが「るーぷる仙台」だ。るーぷる仙台は仙台の観光スポットを結ぶ循環バスである。車窓から景色を眺めるもよし、自分が気になった場所で降りるもよし、楽しみ方は自由自在だ。今回筆者は一日乗車券を購入し、晩翠草堂、瑞鳳殿、仙台城跡、大崎八幡宮で途中下車しながら仙台を一周した。どのスポットも存分に楽しめたが、今回は特に印象に残った晩翠草堂と瑞鳳殿について紹介する。
まずは晩翠草堂。「荒城の月」の作詞者であり、旧制第二高等学校(現在の東北大学)で教壇に立っていたことでも知られる土井晩翠が晩年を過ごした旧邸だ。晩翠草堂はビル街にひっそりと佇んでいる。中には晩翠が愛用していたベッドや、草履が当時のまま残っており、まるで晩翠がそこにいるかのようなあたたかさを感じた。
次に向かったのは瑞鳳殿。かの有名な伊達政宗公が眠る霊屋である。石段を登りしばらく進むと、涅槃門という門がある。この門は現世と極楽を隔てる門であるそうだ。緻密な装飾が施されており、門の外側と内側では全く異なる模様が楽しめる。そこには、現世にいながら極楽との境界を感じさせる匠の技が息づいていた。そして門をくぐると見える瑞鳳殿は華やかで迫力満点だった。
中に祀られている政宗公の像は見ることはできなかったが、写真をガイドの方に見せていただいた。独眼竜の通称で知られる政宗公の像には、意外なことに両眼があった。それは「自分は幼少の頃の病によって片目が見えなくなった。後世の人に最初から片目が不自由であったと誤解されると、五体満足に産んでくれた母に申し訳ないため、両眼がある像を作ってほしい」という政宗公の遺言によるものだそうだ。勇猛な武士の親孝行な面が垣間見える、心温まるエピソードであった。
るーぷる仙台に乗れば、この他にもたくさんの観光地を巡ることができ、その魅力はここに書き尽くしきれないほどだ。百聞は一見に如かず。ぜひご乗車あれ。
まずは晩翠草堂。「荒城の月」の作詞者であり、旧制第二高等学校(現在の東北大学)で教壇に立っていたことでも知られる土井晩翠が晩年を過ごした旧邸だ。晩翠草堂はビル街にひっそりと佇んでいる。中には晩翠が愛用していたベッドや、草履が当時のまま残っており、まるで晩翠がそこにいるかのようなあたたかさを感じた。
次に向かったのは瑞鳳殿。かの有名な伊達政宗公が眠る霊屋である。石段を登りしばらく進むと、涅槃門という門がある。この門は現世と極楽を隔てる門であるそうだ。緻密な装飾が施されており、門の外側と内側では全く異なる模様が楽しめる。そこには、現世にいながら極楽との境界を感じさせる匠の技が息づいていた。そして門をくぐると見える瑞鳳殿は華やかで迫力満点だった。
中に祀られている政宗公の像は見ることはできなかったが、写真をガイドの方に見せていただいた。独眼竜の通称で知られる政宗公の像には、意外なことに両眼があった。それは「自分は幼少の頃の病によって片目が見えなくなった。後世の人に最初から片目が不自由であったと誤解されると、五体満足に産んでくれた母に申し訳ないため、両眼がある像を作ってほしい」という政宗公の遺言によるものだそうだ。勇猛な武士の親孝行な面が垣間見える、心温まるエピソードであった。
るーぷる仙台に乗れば、この他にもたくさんの観光地を巡ることができ、その魅力はここに書き尽くしきれないほどだ。百聞は一見に如かず。ぜひご乗車あれ。