【ネタ記事】とんぺーお悩み相談室 ~自転車の鍵をなくしたら…~
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自転車を駐輪する際、自転車本体のロックだけではなく、二重にロックすることが大切だ。そのためのワイヤーロックは、自転車用品店やホームセンター、100円ショップなどでも売られている。しかし、ワイヤーロックのダイヤルキーの番号を忘れたり、鍵の部分が故障したりして、ロックを外せなくなることもある。もし自分の自転車のワイヤーロックが外れなくなったら……。そんなもしものときを想定して、ワイヤーロックを切断できるのか検証してみた。
用意したのは、ニッパー。鉄線を切るときは専用のワイヤーカッターが有効だが、より手に入りやすい道具で検証することにした。
まず、100円ショップで購入したワイヤーロックに挑戦する。ニッパーで挟んでみたが、どれだけ力を入れても切れる様子はない。そこで外側のビニール部分に切れ込みを入れ、剥がしてみる。中心部は細いワイヤーが20本ほどより合わさっているようだ。ビニール部分は簡単に切れたものの、これを切断することは難しそうだ。そこでより合わさっているワイヤーをほぐし、1本ずつ切断することにした。力が必要だったが、1本ならニッパーでも切ることができる。地道に切ること5分弱。最後の1本も切り終えた。
続いて自転車用品店で購入したワイヤーロックにも挑戦した。100円ショップのものよりも見るからに太く、頑丈そうだ。実際、外側のビニールに切れ込みを入れるのも時間がかかった。ビニールが厚く切りづらいのだ。なんとか切れ目を広げ、中身を露出させる。ワイヤーは30本ほどがより合わさっており、1本1本も太い。本数が多いことと太さも相まって、ワイヤーをほぐすのも一苦労だ。しかしここまでくれば後は先ほど同様1本ずつ切るだけだ。時間はかかったが、全てのワイヤーを切断できた。ただ、力任せに使用したため、ニッパーの刃先はぼろぼろになっていた。
これで万が一ワイヤーロックが外れなくなったとしても大丈夫、と言いたいところだが、防犯に関してはやや不安の残る結果となってしまった。二重ロックが推奨されているのは、ロックを解除するのがより困難であることも理由の一つだが、二重にロックしているとアピールすることで盗難の対象になりにくいという側面もある。今回の記事はあくまでも自分のロックを外せなくなったときの対処法として受け止めていただき、悪用したり盗難対策を軽んじたりすることのないようにしていただきたい。