【東北大学祭2019】創意が光る各企画 ～息つく間もない盛況ぶり～

　学祭期間中、さまざまな部活やサークルが屋内外で企画を実施した。各団体は独自の工夫を凝らし、多くの人々の注目を集めた。

　展示を行い、日頃の活動や成果を来場者に知ってもらおうと試みた団体が多くあった。野良猫の保護活動や、保護施設の猫の里親募集活動を行っているサークルである「とんねこ」。本団体は今回の学祭で、猫にまつわる写真やクイズを多数用意し、訪れた人々が楽しみながら知識を得られる企画となった。

　さらに、体験型の企画を行った団体もある。学祭事務局により運営されたお化け屋敷は、連日長蛇の列をなしており、室内からは絶えず絶叫が聞こえていた。また、海辺に落ちているプラスチックごみからアクセサリーを作る「海辺のたからもの」は、今回ピアスやキーホルダー、しおりの制作体験を催した。

　それぞれの団体独自の物品を販売するサークルもあった。楽焼工芸同好会は、学生が土から作製した皿や茶碗などを陶器市で販売していた。作品の中でとりわけ人気だったのが、はにわを模した置物である。購入希望者が殺到し、抽選販売となった。SF・推理小説研究会は古本市を開催。両ジャンルの小説を中心に、数多くの古本を手頃な価格で売っていた。部員によって作られた、創作小説やおすすめの本の紹介文などを載せている機関誌『九龍』も有料頒布された。

　この他にも、各団体の特色を生かした多種多様な企画が催された。今年の学祭も多くの来場者で活況を呈した。