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【突撃! 隣のとんぺー生】(7) 工学部3年・金子哲士さん ~世界を経験して~

 「突撃! 隣のとんぺー生」7回目となる今回取材に応じてくれたのは、金子哲士さん(工・3)。金子さんは学友会オリエンテーリング部に所属しており、今年7月に開催された世界大会への出場を果たした。今回は金子さんに、競技に懸ける思いや普段の練習について話を伺った。



―なぜオリエンテーリング部に入部したのか

 高校まではバスケ部に所属していたのですが、ベンチに入ることはかなわず、試合に出ることはなかなか出来ませんでした。そのため、全員が大会に参加できるという点に引かれました。加えて、4月の新歓時期にやっていた体験会が楽しかったことも決め手の一つです。

―オリエンテーリングの魅力とは

 オリエンテーリングは、配布された地図とコンパスを頼りに森の中を進み、ゴールを目指す競技です。自分の思い通りに目的地にたどり着けたときは喜びを感じますね。道に迷ってしまうと、人によっては10~20分程度のロスになってしまうこともあります。だからこそ陸上競技とは違って、自分よりも足の速い人に勝てる可能性もあり、楽しいです。

―今まで競技に関してつらいと感じることはあったか

 3人でのリレー競技の際、自分のせいで負けてしまったことです。最後の200メートルで抜かされ、優勝を逃してしまい、悔しかったです。ただ、仲間の励ましが心の支えになりました。

 また、森で行う競技ならではの悩みですが、クモの巣に引っかかったり、虫に刺されたりすることがあります。イノシシやクマに遭遇することもあるので、少し嫌です。

―世界大会に出場して感じたことは

 日本とヨーロッパの競技レベルの違いを思い知らされました。実際、オリエンテーリングは北欧発祥のスポーツなので、ゴールタイムに大きな差が出ました。日本ではもともと、体力づくりや健康的な生活のためにオリエンテーリングが広められたので、競技としてはあまり浸透していません。それが日本の競技レベルの低さの原因となっているのかなと思います。

―普段の練習はどんなことをしているか

 平日は週1くらいで青葉山の森林コースを走り、それ以外の日は5~10キロメートルのロードランニングをしています。全体として集まって走るのが週1回で、あとは各自の練習になります。私は坂道を走ることで、登りに強い足にしようと努力しています。また、月に2、3回ほど遠征に行きます。県内での練習ばかりしていると、次第に道を覚えてしまいます。そのため、埼玉県や栃木県などでも練習しています。

―私生活との両立はどのようにしているか

 毎日走っているとはいえ、10キロメートル走るのに1時間かからないので、時間に余裕があります。そのため両立はできていますね。活動頻度も個人で変えられるため、休日にはイベントスタッフのバイトをしたり、部室や友人の家でゲームをしたりしています。

―大学卒業後もオリエンテーリングを続けようと思うか

 オリエンテーリングをしている人たちののんびりとした雰囲気がとても好きなので、ぜひ続けたいです。オリエンテーリング部にはコーチがおらず、大学院生が指導をしています。僕も大学院への進学を考えているので、そのように指導者として関わろうと思います。その後は社会人チームに入って活動したいと考えています。

―今後の目標は

 来月の中旬に秋のインカレが行われます。そこで最上位クラスのレースに出場することになりました。正直実力不足だとは思いますが、出場するからには優勝を目指します。
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