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対面授業再開を受けて ~学生たちの声は~

  本学では、後期から一部の授業では対面授業が実施されている。ここでは対面授業を受けての学生の感想を紹介していく。


 1年生からは「キャンパスに実際に行くことで大学生らしいことができた」、「今まで実際に会うことはなかった自分の同級生が本当に存在していてうれしかった」、「経済学部の数少ない女子同士で話すことができて楽しかった」といった大学に通える喜びにあふれた声が上がった。実験を行う授業を受けている学生たちは「感染症対策で人数を少なくして行っているため、質問がしやすくていいなと思う」、「実験は実際に器具などを触って行うのが一番楽しい」などと話す。


 他の学年の授業でも、「実際に美術作品に触れられるのがうれしい」、「考古学の石器などの実測図を作成する授業で必要な器具が見たことがないものばかりで楽しい」、「先生も対面の方が慣れているので、授業の内容から脱線した小話的な話を入れてくれ、より面白い授業につながっている」と対面ならではの体験にまつわる声も聞かれる。入退室時のQRコードの読み取り、アルコール消毒や座席の間隔を空けるなど感染症対策がしっかり行われているため、学生も安心して授業に取り組めているようだ。対面授業だからこその緊張感、臨場感に喜びを感じる学生は多い。


 肯定的な感想が多い一方で、「1コマだけの対面授業に行って、急いで帰ってオンライン授業を受けるのが大変」、「対面授業の前後にオンライン授業があり、どこで受けて良いのかよく分からない」とオンライン授業と対面授業の併用にやりにくさを感じているという感想もあった。再開したばかりの対面授業への対応が難しいようだ。


 ここまで対面授業の感想を紹介してきたが、まだ対面授業を受けられていない学生もいる。そういった学生からは「友達に会えなくて寂しい」、「生活が夜型になっている」、「対面授業が恋しい」、「同じ大学生なのに、対面授業がある人とない人が混在していて、交流しやすい人とそうでない人が生まれてしまっている。不公平に感じる」という切実な声も漏れている。


 対面授業に喜びを感じる学生、苦労を感じる学生、まだ対面授業を受けられていない学生。状況はさまざまだ。大学側が今後どのような状況の学生にもより良い授業を受けられるような配慮をしてしかるべきだろう。

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