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オン・キャンパス交流会 ~法学部生につながりを~

 


 新型コロナウイルスによる影響で、大学生、特に1年生が交流の輪を広げにくいことが問題となっている。そんな中、9月30日、文科系総合講義棟において、「法学部新入生オン・キャンパス交流会」が法学部主催で開かれた。本企画について、法学研究科の嵩さやか教授と吉永一行教授、法学部・法学研究科教務係職員に話を伺った。


 本企画では、「法学部のキャッチフレーズを考えよう」をテーマにグループ活動が行われた。1年生5人程度のグループに先輩学生が2人サポーターとしてつき、話し合いを踏まえ、グループごとに発表した。1年生167人中、136人が参加した。本企画の実施の動機について、嵩教授は、「オンライン授業のみでは、孤立する学生がいるのではと心配していた。交流の場を設けることは、前期の頃から学部内で考えていた」と話す。


 実際に開催するに当たり、検温、手指消毒等の感染症対策を徹底した。さらに参加者を午前、午後に分けて密集を避ける措置をとった。11年生に会を楽しんでもらう工夫としては、法学部のキャッチフレーズを考えてもらうようにしたこと、先輩学生に参加してもらったことを挙げた。前者について、吉永教授は「いきなり集まってテーマも無しで話してください、では学生もやりづらいだろうと考えた。簡単な課題を提示することは、アイスブレイクの基本」と語る。後者は、1年生がテストや授業などに関する、先輩学生の目線での話を聞ける環境作りにも努めた。特に、法学部では学部内の縦のつながりである「自主ゼミ」がある。教務係職員は、「自主ゼミの中の先輩と後輩のつながりのきっかけになれば」という思いも持っていたと語る。1年生は興味のある、あるいは既に入っている自主ゼミを事前に選び、基本的にその自主ゼミの先輩学生のいるグループに振り分けられた。実際に、交流会後に新たに自主ゼミに加入した1年生も少なくない。また、終了後には1年生同士で談笑する姿も見られた。


 本企画の意義は、単なる新入生交流に留まらない。吉永教授は、「法学部での学問は、立場の違う人との対話という側面がある。この交流会を通して、1年生には大学で学ぶ上での対話の重要性を感じてもらえれば」と話す。


 取材に応じた3者ともに今回の交流会に関して、参加した多くの人が楽しそうで、成功と言えるのではないかと振り返る。その上で、「新型コロナウイルスによる影響でなかなか今までのように行動できない中、困ったことがあったら、一人で悩まずに、気軽に相談してほしい。サポートをしっかり行っていく」と呼びかけた。


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