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【新入生向け2021】オンラインツール 講義で使い分け ~本学「対面重視しオンライン併用」~ 

 昨年、世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス。大学をはじめとする教育機関も大きな影響を受け、本学もオンライン授業を本格導入するなどの対応に追われた。今年度の授業について本学は、対面とオンラインを併用すると発表しており、当分はオンライン授業が継続される予定である。



 オンライン授業の形態には①リアルタイム型②オンデマンド型③講義資料型―の3種類がある。リアルタイム型にも、教員のみが画面を写す一方向配信の講義から、学生もカメラやマイクをつけて話し合いなどを行う双方向配信の講義まで、さまざまなスタイルがある。話し合いでは、少人数の「部屋」に小分けする、オンライン会議システムの「ブレイクアウト機能」が用いられることも多い。


 本学で利用されているオンライン学習支援システムは、「ISTU」と「Classroom」の二つである。リアルタイム配信などのツールとしては、「Zoom」や「Meet」、「Teams」などといったオンライン会議システムが併用される。どのツールを利用するかは講義や教員によって異なり、それぞれ使い分けが必要となる。その他、大学からの情報発信には「学務情報システム」や「DCメール」といったシステムも用いられる。


 オンライン会議システムであるZoom、Meet、Teamsはいずれも、映像と音声の配信のほか、画面の共有や挙手、チャットの機能も備わっている。不意に自分の様子が配信されることを防ぐため、授業前は自身のカメラとマイクがオフになっているかの確認をお勧めする。


昨年度踏まえ授業改善


 本学では、独自に策定されているBCPレベルという基準をもとに、コロナ禍での対応を決定している。1年生が多く受講する全学教育科目も、このレベルをもとに授業形態が決定される。


 今年度の授業形態について本学教育・学生支援部教務課は「学修内容や履修者数と教室定員を考慮し、対面とオンラインを併用した授業を実施していく」と説明。昨年度は、発話を伴うため全てオンラインで実施された外国語科目については「感染対策をとりながら、対面による授業を取り入れる」と回答した。


 オンライン授業が短い準備期間で全学的に導入されたこともあり、昨年度は教員側、学生側ともに混乱や不具合が多発していた。これを受けて本学では、オンライン授業をテーマとした教員研修を行ったり、講義室の収録機材を更新したりといった措置が行われた。これらに加え、対面での学びの機会を昨年度に比べて増やすよう、全学教育科目を担当する教員に向けて通知が出されており、本学はより良い授業のための改善に取り組んでいるとしている。


 オンライン授業に伴う学生への支援体制として、昨年度に実施された「ピアサポーター制度」が継続される。この制度は、在学生のピアサポーターがオンライン授業などで戸惑いの多い新入生を、オンライン面談などで学習や生活面をサポートするというもの。その他、全学生にアドバイザー教員が配置されるなどの支援も継続される。


 ネット環境が不十分な学生に対しては、キャンパスWiFiを利用できる空き教室を開放するなどの対応がとられる。経済的事情でパソコンの準備が難しい学生は、貸与を受けることもできる。


 オンライン授業や大学運営に関する相談、意見発信の場は、新入生、在校生を問わず数多く用意されている。教務課の担当者は「学生のみなさんからの提案や意見を大学運営に反映していきたい」と話し、積極的なアドバイザー教員への相談や提案、各種アンケートへの回答を促している。

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