【秒撮】東松島市 青い鯉のぼり
https://ton-press.blogspot.com/2022/04/byousatuhigasimatu.html
東松島の空を悠々と泳ぐ青い鯉のぼりの群れ。「青い鯉のぼりプロジェクト」では、東日本大震災で亡くなった子供たちへの慰霊の念をこめ、全国から寄贈された青いの鯉のぼりを(東松島市)で掲揚している。
このプロジェクトは2011年5月5日に始まった。震災で亡くなった子どもたちが寂しくないようにと、青い子鯉を天国から見えるように毎年空高く掲げる。震災の慰霊碑のそばで風に身をくねらせる鯉のぼりたちの姿には、少しのもの悲しさと、前に進もうとする復興の思いがにじんでいた。
3月中旬の取材時には、小さな鯉のぼりのみの掲揚であった。風の抵抗を受けやすい大きな鯉のぼりの破損を防ぐための措置だ。気候の安定する4月の中頃以降は、人の体の大きさを優に超える鯉のぼりも揚げられる。空を覆い尽くすほどの大きなの大群が風になびく姿は圧巻の光景となる。
掲揚期間は3月11日~5月5日。最終日には追悼コンサートとして和太鼓の演奏などが行われる。