北青葉山分館が長期休館 ～大規模改修 来年８月まで～

 　本学附属図書館の北青葉山分館（青葉山北キャンパス）が改修工事のため2月21日から、休館となった。期間は来年8月ごろまでを見込む。北青葉山分館の一部のサービスは、物理系研究棟に開設されている臨時図書室で引き続き提供される。

　今回の改修工事は、施設の老朽化した箇所の修繕や省エネ化を図るとともに、隣接する北青葉山厚生会館と回廊でつなぐ計画。アクティブラーニングスペースやグループ学習室、一人用の学習スペースも整備し、それぞれの学生のニーズに合わせた学習空間を作る予定だ。

　完成から36年が経過する北青葉山分館では、建物の老朽化が進んでいた。利用者からも空調設備や学習スペースの改善、建物の修繕を望む声があり、今回の工事が行われることとなった。

　休館中は、同じく青葉山北キャンパス内にある物理系研究棟4階の４１７号室に設置される、臨時図書室を利用することができる。開室時間は平日の午前9時から午後5時まで。臨時図書室では①新着図書・新聞の閲覧②北青葉山分館１階図書の貸出（事前予約制）③北青葉山分館2、3階の一部雑誌の代行複写（事前予約制）④学内外他館資料の取寄せ―の各サービスが利用できる。ただし、所蔵資料の利用再開は6月以降を見込んでいる。

　同分館の担当者は、本紙の取材に対し「北青葉山分館と厚生会館は、青葉山北キャンパスの新たな『共創の場』として、みなさんにより一層活用していただける施設に生まれ変わる予定です。長期にわたりご不便をおかけして申し訳ございませんが、ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします」とコメントしている。