SLAサポートに相談しよう レポートは「主題決め」から
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暑さ深まる7月。期末レポートは学生の悩みの一つだろう。そこで本学学習支援センター(SLAサポート)の佐藤智子准教授にレポートの書き方について聞いた。
レポートを書くときに何から始めるのか。佐藤准教授によれば、「主題決め」である。主題とは、そのレポートで問うべき課題と、それに対する主張のことだ。主題を考える際は、複数の候補を出すと良いが、最終的には一つに絞る必要がある。
次に参考文献を探す。キーワード検索で多めに文献を探した後、自分の主張に必要なものを絞っていくことが望ましい。
参考文献が見つかったら、アウトラインを作成する。レポートの構造を踏まえ、書きたい内容を箇条書きで表に起こすと良い。レポートの構造は序論、本論、結論が基本だ。序論には、何よりもまず、主題を示す必要がある。その他、その主題を語る意義や背景を示す。本論では、鍵となる概念の定義、自分の主張と根拠を述べる。結論では、全体を要約しつつ、主張を明示する。佐藤准教授のお薦めは、他の人からフィードバックをもらうことだ。これにより自覚しづらいさまざまな問題点を客観的に指摘してもらうことができる。
ここまできたら、レポート本文を書く。本文を書く際に重要なのは、何度も主題に立ち返ること。主題の軸をずらさないように書き進めれば論理的なレポートになる。
SLAサポート主催のワークショップの様子 |
佐藤准教授は「初めから1人で完璧に書くことは無理。早めに先生に相談する、SLAサポートを利用するなどしてくれれば」と言う。学習支援センターでは、主に学部1、2年生を対象に、ライティング・サポートを行っている。