【ニュース】オープンキャンパス 3年ぶり対面開催 ~予約システムで感染対策~
3年ぶりとなる対面でのオープンキャンパスが7月27日、28日、本学川内キャンパスと青葉山キャンパスで開催された。感染拡大防止のため規模を縮小しつつ、コロナ禍においても実際にキャンパスを訪れたいという声に応じたかたちだ。計5680人が参加した。
今年度のオープンキャンパスは、対面とオンラインのハイブリッド型での開催となった。
3年ぶりとなる対面での開催に伴い、本学入試センターの担当者は「特に現在の高校3年生にとっては、高校に入学して初めて、本学の教育や研究をじかに経験する機会となったと思う」と語り、高校生のコロナ禍における進路選択の難しさに思いを寄せた。
対面方式では感染拡大防止のため、昨年度から予約システムを導入した(ただし昨年度、対面形式は中止)。
募集人数7201人に対し、2万8231人が応募し、倍率は約3・9倍。抽選による当選者のみ、対面での参加が可能になった。なお、感染拡大の懸念を理由とした当日のキャンセルが一定数あった。
感染対策として、来場者は予約システムの画面を提示することで受付を済ませ、接触を最小限にとどめたほか、スタッフの体調管理の徹底、密を避けられるような企画立案などの対策が講じられた。
オンライン方式では、模擬授業の配信のほか、今年度から新たに、360度カメラによるイベントの模様のライブ配信が、本学YouTubeチャンネルにて行われた。自身の端末を操作することで、オンラインであってもキャンパスの雰囲気を感じ取れるようにするのが狙いだ。
対面でのオープンキャンパスが実施された意義について、前出の担当者は「本学の教員や学生から直接話を聞き、空間を共有できたことは、勉強のモチベーションが高まるだけでなく、入学後の姿をイメージしやすくなるなど、本学を目指す高校生、受験生にとって大きな影響がある」と語った。
来年度は、これまでのように多くの人が、安心して対面のオープンキャンパスに参加できることを願うばかりだ。(杉山鷹志)