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【ニュース】複数視点から「寒さ」議論~日本学術会議in宮城~

 「日本学術会議in宮城公開学術講演会」が先月5日、さくらホール(片平キャンパス)で開催された。「積雪・寒冷地域における暮らしのこれまでとこれから」をテーマに、5人の研究者が寒さとの向き合い方を論じた。


開会の挨拶をする佐藤教授


 講演を行った5人の研究分野はそれぞれ歴史学、農学、雪氷学、環境学、社会人類学。社会人類学の講演では、本学東北アジア研究センターの高倉浩樹教授が登壇した。東シベリアで暮らす人々の暮らしを例に、寒冷地での人類の生活のあり方について聴衆に問いかけた。 



本講演会のテーマは、東北での開催であることと絡め、「寒さ」に関連して設定された。考案した同会議連携会員で岩手大学農学部の武藤由子准教授は「複数の学問分野にまたがる講演ができたのはこのテーマだからこそ」と意義を強調した。 



雪や低温は、人々の生活を脅かす災害である一方で、地球環境や寒冷地での生活を維持する役割も担っている。同会議東北地区会議代表幹事で本学文学研究科の佐藤嘉倫教授は「同じテーマで異なる学問分野からの話を聞くことによって、被災時の対策を深く考えられる」と述べた。



同会議主催は毎年、日本各地で地方学術会議を開催しており、東北地方での開催は初めて。講演会の内容はオンラインでも配信され、現地とオンライン合わせて約80人が参加した。今後予定されている同会議の一般公開イベントも無料で参加、聴講できる。


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