【入学お祝い号・免許特集】 〜自動車免許取得 計画的に〜
自動車学校・受講形式 自分にあった選択を
日本人の普通自動車免許の保有率は6割に上る。大学生の間に取得する人も多いこの資格を得るには、自動車学校に通う必要がある。
自動車免許を取得するためには学科試験と技能試験の二つに合格することが必須だ。学科では運転に必要な標識や交通ルールの知識を正誤で問われ、技能では実際の運転技術を実地で試す。
両試験を突破するために自動車学校で受講するのが、学科教習と技能教習である。学科教習は座学であり、オンラインや対面など、自動車学校によって形式が異なる。合計26時限の受講が必須となる。
実際に車を運転するのは技能教習だ。10時限ほど教習所内で運転をした後は、実際に路上で運転を行う。最短35時限の技能教習で、卒業検定を受けることができる。
それぞれの教習は、受講者がコマを選択して進めていく。技能教習の受講については、事前の予約が必要となるため注意が必要になる。
1コマは50分。大学生のうちであれば、平日、大学の授業の空きコマを使って教習に行くこともできる。また、大学周辺の自動車学校であれば、大学生協での割引がきくことが多い。
ここでは、自動車学校に通う際に耳にするだろう用語を解説する。
◇自車校 自動車学校の略称の一つ
◇運転適性検査 自動車学校に入校後に行われる運転の癖などの傾向を診断するテスト。特に対策する必要はない
◇仮免 仮免許証。学科、技能の試験に合格すると得られる。取得後から路上での教習が可能に
◇教習期限 初回教習から9カ月以内、仮免許取得から6カ月以内に卒業試験に合格しなければならない。引き延ばしてもろくなことがないので余裕を持つべし
◇教習上限 技能教習は1日に受講できるコマ数に上限がある。長期休みが終わる直前に詰め込もうとしても実質不可能
◇合宿免許 宿泊施設で2週間ほど滞在しながら免許取得を行う。短期集中で取りたい人向け
◇スピード教習 教習所で全てのスケジュールを組んで行う。20日前後での免許取得が可能
◇免許センター 自動車学校卒業後、最後の学科試験を受ける場所。免許の更新などもここで行う。平日しか空いていないので注意
◇初心者マーク 免許取得後1年間自動車に貼ることが義務づけられる。貼ると周囲の運転手が優しくしてくれることがある
赤門、宮交 異なる特色 自動車学校比較
仙台市内には多数の自動車学校がある。今回はそのなかから、赤門自動車学校と宮交自動車学校について紹介する。
赤門自動車学校の最大の特徴はキャンパスからの近さだ。川内キャンパスから徒歩10分ほどに位置している。
赤門自動車学校 |
教習では仙台駅周辺などの交通量の多い道路を運転する。対照的に、自動車学校周辺の道は細く入り組んでいるため、運転技術の向上が期待できる。
校内には漫画や雑誌などがある。種類も豊富に取りそろえられている。
宮交自動車学校は、川内からやや離れた太白区北部にある。校舎が新しく、カフェのようなおしゃれな内装が特徴的。校舎内には菓子や飲み物の自販機が常設。ケータイの充電器も用意されている。
宮交自動車学校 |
教習で運転するのは長町周辺が多い。交通量、道の幅とも気を使う必要がなく、仙台中心部に比べて容易に教習を進められる。