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【ニュース】英語 オンライン学習導入~高額負担に学生から反発の声も~

  本学学務審議会英語委員会は1月30日、2年次を対象とする対面授業の「英語C」が「英語 Ⅲ」に名称変更し、オンライン学習による「英語 Ⅲ (eーlearning)」が新たに始まることを発表した。対面とオンデマンドの2種類の授業がもたらす相乗効果により、学術英語の4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)の一層の向上を目指す。




 新しく始まる「英語Ⅲ(eーlearning)」。一体どのような授業なのか。用いるのはOTPCというオンライン教材だ。期間内であれば教材に含まれる全てのオリジナルレッスンや動画を何度も利用できる。これまでの授業内だけの学習にとどまらず、いつでも自分の好きなときに英語学習ができるという点が特徴の一つとなる。生徒一人一人が、将来的に活用するための「専門分野で必要な英語力」を身に着けることが「英語Ⅲ(eーlearning)」の目的だ。



 今回の新カリキュラムについて一部の生徒からは抗議の声が上がっている。主な理由として挙げられるのが、教材の高額な費用を自己負担する必要があるという点だ。今回採用されたオンライン教材は、予定価格で1万1千円(税込)。この価格設定が、学生に負担させるにしては高すぎるのではないかと、声が上がっている。参考に、新カリキュラムの初年度に対象となる2022年度入学の学生の、1年次における教科書の費用は、基本教科書が約2200円、TOEFL用教科書が約2400円である。1万1千円という価格は、1年次での英語教科書の合計価格の2倍以上だとわかる。



 このことについて、大学には再考を求める多くの意見書が提出された。



大学側は2月15日、公式サイト上で回答し、今回のオンライン教材は、慎重に検討した結果として選ばれたもので、また価格についても現在交渉中であるとした。しかし同時に一部の学生による個人負担の撤回を求めるネット上での署名運動も始まった。大学は先月17日、学生の声を鑑みた結果、最終的な教材価格を1万円(税込)とし、経済的事情を考慮して、昨年度に授業料免除の対象となった学生については、東北大学基金より費用の一部を補助することを発表した。

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