【ニュース】グループ学習用スペース増設 北青葉山分館リニューアル
本学附属図書館北青葉山分館が今月1日、リニューアルオープンした。改修工事は昨年7月から始まり、老朽化が進んでいた図書館の全体的な改修と、隣接する厚生会館との間をつなげるナレッジ・コリドー(渡り廊下)が新設された。この工事は北青葉山コモンズ(仮称)共創拠点形成事業の一環であり、学生にとっての「集いの場」を創生することが狙い。
北青葉山分館に新設された アクティブラーニングスペース |
今回の改修での主な変更点は、アクティブラーニングスペースとイベントスペースの設置の2点。前者では、移動可能な机16台、椅子50脚、壁面にはホワイトボードを整備し、予約することなく学生が集まってディスカッションやグループ作業が行える。改修前にはグループ学習室は1部屋しかなく2階に設置されていたため、生徒が気軽に利用しづらいという問題があった。その点を考慮し、アクティブラーニングスペースを1階に設置、同フロアに以前と同タイプのグループ学習室を4室、新たに整備することで、グループ学習スペースの拡充と利便性の向上を図った。
イベントスペースは、改修前は洋雑誌スペースだった3階の一角に新たに設置された。教職員などによる講演会や会議に利用できるスペースとなっている。洋雑誌については電子版への移行が進んだ。
新設された渡り廊下には、4人掛けのテーブル席やハイカウンター席が設置され、Wi‐Fiを完備したほか、飲食も可能なスペースとなっている。改修前に比べて建物間の移動がスムーズになり、より学生が図書館に立ち寄りやすくなった。
今回の改修により、学生がグループ学習できるスペースが大幅に増えた。北青葉山分館図書係の代田有紗係長は、「以前からグループで使えるスペースを増やしてほしいという要望はあった。そういった声に応え、1階はグループ学習メインのフロア、2階は従来の静かな個人学習用のフロアとなっており、多様な学習スタイルに対応できる図書館となった。自分の学習スタイルに合わせて図書館をたくさん使ってほしい」と語る。8日からは改修後の館内ツアーも行われる予定。