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「再興と創生」目指して 事務局委員長 吉川雄介さん

 模擬店の復活や人数制限撤廃など去年と大きく変化した今年の大学祭は、3日間の日程で幕を閉じた。今年度東北大学祭事務局で委員長を務めた吉川雄介(工・2)さんに話を聞き、事務局としての活動や大学祭全体を振り返ってもらった。

(聞き手は渡辺湘悟)


「学生の個性はあふれ出ていた」
と話す吉川さん



―事務局側の準備はいつから始まったか


 前回の大学祭が終わってすぐです。12月に代替わりが完了し、新入生が加入してくる4月までは仕事の勉強や企画の立案を行いました。前期の間は説明会準備や資金繰りなどで怒濤の日々を送り、後期開始までには当日への準備ができるようにしました。10月に入ってからは、大学祭3日間とその前日、前々日の一人一人の詳細な動きを決めました。



―3日間でどの程度の人が訪れたか


 全体で3万人訪れました。コロナ前最後の第71回は4万人と1万人及びませんでしたが、コロナ禍と比べると人数制限をなくしたこともあり、大幅に増加しました。



―今年の大学祭で特に力を入れたことは


今回のわれわれ事務局の目標は「再興と創生」でした。再興は、模擬店の復活や制限なしでの開催の復活を意味します。創生は、新たに誕生した文化や技術、例えば新たに生まれた価値観や大きく発展したデジタル技術を積極的に取り入れ、新しい大学祭を作り上げることを意味します。その上で今回企画されたのがMr.&Ms. Mixture Contestでした。「どんな価値観でも受け入れる」をコンセプトにして、誰でも楽しむことができるコンテストを目指しました。



―「、されどソラの蒼さを知る」がテーマの今回の大学祭。学生の個性は存分に発揮されていたか


 今回のテーマは、コロナ禍でソラにしたいことを描き続けた学生たち蛙が、その思いをこの大学祭で解放しようという意味が込められています。模擬店復活もあり、大学祭は大変盛り上がったと感じます。われわれ事務局が提供できる枠組みは限られていましたが、学生の理想がかなうようサポートできたのではと思います。


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