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大学の学びをすべての人に MOOCが開く学習の扉

MOOC(ムーク)とは「Massive Open Online Courses」の略で、無料で受講できる大規模公開オンライン講座のことである。地理的・経済的・社会的な立場によらず、誰もが質の高い大学教育に触れられるよう、学習機会を提供している。


本学では気軽に大学レベルの講義を体験できる「東北大学MOOC」が展開されている。ビデオ講義形式なので、時間や場所にとらわれず、自分のペースで学べるのが魅力だ。講座修了者には、修了証に加え、本学からオープンバッジ(学修成果の電子証明書)も発行される。


東北大学MOOCは、東北大学オープンオンライン教育開発推進センターが開発・運営しており、2016年の設置以来、本学の研究成果や知的財産を国内外に発信している。昨年度には受講登録者数が累計15万人を突破し、日本全国の幅広い年齢層の人々に利用され、高校生の受講者も多い。高校生がMOOCを活用する方法とそのメリットを知るべく、東北大学オープンオンライン教育開発推進センターの滝澤博胤センター長(理事・副学長)に取材を行った。


高校生がMOOCを利用するメリットは、大学の教養教育を先取り体験できる点だ。東北大学MOOCのコンテンツは、東北大学の全学教育(教養教育)でも活用されており、実際に東北大学生が受講している。大学の授業の雰囲気や内容などを事前に知り、将来の進路選択に役立つ。


東北大学MOOCでは「東北大学サイエンスシリーズ」と「東北大学で学ぶ高度教養シリーズ」の2つのシリーズが展開され、多様な教育・研究内容に触れられる。さらに、本年度からは大学院レベルの講義を英語で発信する「東北大学アドバンストシリーズ」もスタートする予定だ。自分の興味のある分野を深く学ぶことはもちろん、普段触れる機会の少ない多様な学問領域に触れることで、教養を深め、さまざまな考え方や研究を知る良い機会になる。


滝澤センター長は、「高校生の皆さんは、まずは自分の興味のある講座を受講してみてください。そして是非、それ以外の講座にも目を向けてみてください。思わぬ発見や、学びの楽しさに出会えるのではないかと思います」と語る。


東北大学MOOCは、視野を広げる絶好の機会を提供している。ぜひこの機会に、東北大学MOOCを活用して、未来の学びへの扉を開いてみてはいかがだろうか。


(岡崎陸斗)

OC号 4476191976611352043
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