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【インタビュー】「誰よりも学生と関わる」 学生支援課活動支援係 熊倉康紀係長

 学生支援課で働いて10年半。現在、熊倉さんは本学の部活動やサークル活動を支援している。「大学の事務職員の誰よりも学生と関わっている」。昨年度の大学祭最終日には、実行委員会の学生に混じって一緒に成功を喜び、卒業生が熊倉さんに会うために窓口を訪れるなど、学生と親密な接点を持ってきた。


学生への思いを語る熊倉さん


 しかし、着任当初から学生と深く関わるスタイルだったわけではない。もともと公務員志望で本学に採用され、学生支援課に配属されたのは偶然のこと。特にやりたいこともなかった。



 転機は9年前、同課の生活支援係として寮を担当することになったことだった。国際交流をコンセプトとするユニバーシティ・ハウス(UH)から国際社会で活躍できる人材を多く輩出するためには、入居者同士の積極的な交流が必要と考え、入居者の世話役であるUHアドバイザーの支援を行った。定期的に学生と話し合う場を設け、学生からの相談にも乗った。「UHを日本一の学生寮にする」と本気で思い、本気で学生と向き合った。「このときの経験が今の仕事の原点になっている」。当時関わった学生とは未だに親交が続いている。



 現在、活動支援係の係長を務める。業務は、学友会の運営をはじめ、イベント準備、課外活動施設の維持管理、学生団体への指導、学友会の広報、課外活動中のトラブルおよびクレーム対応など=図=。これら業務を熊倉さん含め、たった4人で行い、194もの学生団体を支援する。関わった学生は数知れないが、4年前の学生の名前も自然と会話に登場した。





 学生に改善してほしいことを聞くと、初めは「ない」と即答したものの、「大学に何かを要望するのであれば、事前に調査して根拠理由をしっかり説明してほしい」と切実な願いを語った。「昔は大学に意見を述べるにしてもそれなりの根拠や社会性を持っていた。時にはこちらの意見を覆すほどだった。だが今はそれがないと感じる」



 そうは言いつつも、学生と話す声は明るい。「在学中は学業だけではなく、課外活動などを通じて友人を作って共に励まし、人間としても成長してほしい。学生の成長を感じられることが、この仕事のやりがいの一つです」(鈴木舞優)


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