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【一言居士】ー2024年10月号ー

 聞き慣れぬ単語と膨大な情報量に、持っているペンはもう動かせなかった▼大学の講義で幾度も経験する、何も分からなくなる瞬間である。放課後に教科書やノート、スマホを使いどうにか理解できた頃には、どっと疲れがたまっていた▼物事を理解するには体力が要ると、常々感じる。知らない言葉は一つ一つ調べなければならないし、複雑な考えや概念には、知識を総動員し分かるまで向き合わなければいけない。忍耐力が求められる作業である▼世の中は分からないことが多すぎる。ニュースでふと見つける出来事も、実際何が起きているか、その原因は何か、理解できていないことばかり。状況が複雑で、何を分かるべきかすら分からないこともざらにある。それでも、向き合うべき物事には向き合わなければならない。安易な理解は、時に人を傷つける▼本号で特集を組んだが、今月は15日から新聞週間である。向き合うべき物事を見つけているか、安易な理解で届けてやしないか、たかだか学生新聞記者の端くれだが、自分自身に問うてみる。 (文責:渡辺湘悟)

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