【秒撮】大島の裏砂漠
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伊豆諸島最大の島である大島。その随一の観光名所が、国土地理院地図で日本で唯一「砂漠」と表記されている裏砂漠だ。実際に訪れ、砂漠と聞いて思い浮かべていたイメージとのギャップに驚かされた。赤みがかった黄色の砂が一面に広がる様子を想像していたところ、目に飛び込んできたのは黒色の大地。この地形は、大島を作った三原山の度重なる噴火によりマグマが大地を焼いたことでできた。東京のすぐそばにもかかわらず、日本にいるとは思えない光景だ。しかし、この砂漠でも感じる島特有の高い湿度に、やはりここは日本列島の一部だと実感させられた。季節によって異なる表情を見せるススキも数多く生えていた。日本を代表する四季は砂漠の環境においても消えることはないようだ。
裏砂漠周辺は特別保護地区として車両の乗り入れが禁止されているため、我々は徒歩での横断を目指した。だが、1時間歩いても中心部につかない。食糧と士気の都合もあり、その大きさに完敗という結果になった。
(スティーブン リュウ)