【受賞】紫千代萩賞授賞式開催 本学女性研究者を表彰
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本学の優秀な女性研究者に贈られる「紫千代萩賞」の授賞式、受賞講演会が3月13日、片平北門会館2階エスパスで行われた。第8回の開催となった昨年度の受賞者は3名。人文・社会科学分野からは文学研究科の内藤真帆准教授、農学・生命科学分野からは学際科学フロンティア研究所の千葉杏子助教、医歯薬学・保健分野からは薬学研究科の佐藤恵美子准教授が受賞した。
同賞は2017年度より、文科省の科学技術人材育成費補助事業の一つである「杜の都女性研究者エンパワーメント推進事業」の一環として創設された。設立背景に、女性研究者が直面する「リーキーパイプライン」という課題がある。これは出産、育児、介護との両立の難しさや、女性研究者のロールモデル不足から、キャリアパスをたどるごとに女性研究者の数が減少していく現象をパイプの水漏れに例えている。女性研究者の活躍をたたえ、研究意欲の増進を図り、世界的なトップリーダーへの成長を後押しする役割を担う。同賞の授与により女性研究者の活躍を促進することで、大学全体の研究環境やDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン、多様性、公正性、包摂性)を高め、優れた研究成果の創出につなげることを目的としている。補助事業終了後も同賞は継続して実施されており、受賞者の多くは大型研究プロジェクトの獲得、猿橋賞など著名な賞の受賞、昇進などの成果を上げている。
同賞の授賞式、受賞講演会は21年度より、3月8日の国際女性デーを記念したイベントとして開催している。
内藤真帆准教授(DEI推進係提供、以下同)
千葉杏子助教
佐藤恵美子准教授