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【ISTU】 ISTU運用からCanvasへ学習管理システム移行

  


 本学データ駆動科学・AI教育研究センターは本年度より、学習管理システムを従来のISTU/DCシステムから新システムのCanvas LMSへと完全移行する。本件について同センターデジタル教育研究部門の三石大准教授に詳細を聞いた。

  (聞き手は岡崎陸斗)


 今回の移行で導入されるCanvas LMSは従来のISTU/DCシステムと比べて利便性が高く、快適な学習環境がもたらされることが期待される。世界中の大学で運用されており、近年は日本の大学においても導入例が増加している。

 

 旧システムの導入から5年が経過し更新時期を迎えたことが今回の移行の背景にある。5年前も新システムは候補だったが国内での運用実績に乏しく見送られていた。現在は他大学での普及も進み保守体制が整ったため導入に至った。


 新システムへの移行によって、大学での学習の利便性が向上する。新システムへのログイン方法は、従来の東北大IDでの認証から東北大メールアカウントを利用する方式へと変更される。ウェブブラウザで同メールアカウントにログインしていれば、新システムにも自動でログインされる。


 一方で注意すべき点として、旧システムの運用が4月24日をもって完全に停止することが挙げられる。教材データは新システムへ移行されないため、大学院入試などで過去の資料が必要な学生は期日までに各自で保存をする必要がある。


 新システムはSaaS方式のクラウド環境を利用する形式へと変更されたため、今後は利用を継続しながら随時機能の更新が実施される。数年ごとの大規模なシステム移行が不要となり、今回のような過去データの分断という問題は今後解消される。


 新システムは学習ツールの国際標準規格に対応している。このため、外部の学習ツールとの円滑な連携が可能だ。具体的には、新システム上でプログラミング演習を行えるほか、動画配信ツールの確認クイズの結果を新システム上で確認できる。


 異なる学部や学科を対象に開講される複数の授業科目を新システム上の単一のクラスに統合できるため、多様な学生が参加するグループ学習が実現できる。授業運営の柔軟性が高まり、学生同士の交流の幅が広がることも予想される。


 教育効果を高めるための教授設計理論に基づく機能も用意されている。レポート提出時の採点補助機能や確認テストの結果に基づく学習内容の自動選択などにより、個々の理解度に合わせて最適化された迅速な学習支援が行われる。


 ドラッグとドロップで項目が移動できるなど、操作性も向上しているという。このため、教員が授業計画の見直しを機敏に行えるようになり、学習環境の改善に直結する。


 同センターのデジタル教育研究部門は、今後も最先端の情報技術を活用し、教員や学生の学びに貢献していく方針だ。

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