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ココリコ田中直樹さん 動物への「愛」を語る ~ナショジオ オープンキャンパス開催~

 「ナショジオ オープンキャンパス2016~ココリコ田中の動物これ知ってた?~」が本学と本学総合学術博物館の共催で、9月24日に川内北キャンパスマルチメディア教育研究棟のマルチメディアホールで行われた。このイベントは、「ナショナルジオグラフィックチャンネル」とジェイコムイースト仙台キャベツ局主催の教育推進イベントの一環。子どもたちに生き物や自然に興味を持ってもらうことが目的だ。これまで東京国立博物館や大阪自然史博物館などで開催されてきたが、東北地方での開催は今回が初となった。


 出演者は、芸能界随一の動物好きとして知られているココリコの田中直樹さんと八木山動物公園副園長の阿部敏計さん。来場した小学生や本学学生とともにナショナルジオグラフィック チャンネル提供の貴重な動物の映像を見たり、動物に関するクイズを出題したりしながらのトークショーとなった。

 イベントは出演者2人の動物を好きになったきっかけをテーマにしたトークから始まった。田中さんは、幼い頃はその動物の見た目に惹かれることが多かったが、成長するにつれ動物の様々な側面を知ることによりさらに動物を好きになっていったという。阿部さんは田中さん同様、子ども時代から動物好きで生き物を捕まえて育てた経験があり、次第に飼育員を目指すようになったそうだ。

 次に、阿部さんはゾウの臼歯を観客に見せ、これが何の動物の骨であるかクイズを出題した。途中、田中さんが客席に降り、小学生や本学学生に意見を求めた。田中さんは回答者と目線を合わせて話を聞き、会場を盛り上げた。正解が発表されると、選ばれた小学生3人がステージに上り、実際に臼歯を触った。ずっしりと重たいこと、食物をすりつぶすための凹凸がかなり深くなっていることなどに驚いたり感心したりした様子を見せていた。

 続いて、会場のスライドに動物の驚くべき生態を収めた映像が流れた。長年調査している研究者でも撮影が難しいキリンの決闘シーンや、海中に住むイトマキエイやジンベイザメのダイナミックな姿などに観客は息をのんだ。

 最後に、出演者の2人が事前に小学生から募集した質問に答えた。「動物に喜怒哀楽はあるのか」という質問に対しては、阿部さんが八木山動物公園で飼育されている動物を例に回答した。ゾウではニンジンなどの好物を与えられると尻尾を振ったり体を揺らしたりすることがあり、赤ちゃんを亡くしたニホンザルの母親がしばらくの間沈んだ様子を見せたことがあったそうだ。また、本学学生からは2名が指名された。講義で学習したという、生き物にGPSやカメラを搭載し調査に役立てる「バイオロギング」の実用例を尋ねるなど、大学生ならではの視点から質問し会場を驚かせた。

 イベント終了後、田中さんにインタビューすることができた。

―子ども時代の動物に関するエピソードは

 小学生の時、映画『ジョーズ』を見たのですが、サメが震えあがるほど怖かった思い出があります。しかし、その反面かっこよさや惹かれるところがあり、よりサメが好きになっていきました。

―他の会場との雰囲気の違いは

 これまでは子どもたちとその親が来場して話をしたり映像を見たりするものでしたが、今回は大学生がいたのでいつもと雰囲気が変わっていました。科学的であったり将来の仕事に直結した内容であったりと、質問のレベルが明らかに違いました。

―今回のイベントの感想は

 大学生のいた今日のイベントは楽しく、幸せでした。どれだけ応えられるか分かりませんが、また東北大に来てイベントができればと思います。

 今回のイベントはナショナルジオグラフィック チャンネルのサイトで1か月間配信される。
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