読み込み中

【ネタ記事】学食制覇やってみた

 誰もが大なり小なり夢というか野望を持っていると思う。我々報道部は毎回ネタ記事で己の野望を満たすために様々なことを行ってきた。10時間近くかけてジグソーパズルという名の嫁作りに励むこともあれば、絶対に結婚できるような人生ゲームに異を唱え、真の人生ゲームなるものを作ったこともあった。そんなことばかりしてきた我々は今回「学食制覇」の名目のもと、学食メニューの全制覇に乗り出した。



 新入生にどんなメニューがおすすめかリサーチしながら記事が書けるという一石二鳥の企画である。報道部のモットー「決断と実行」に則り、さっそく作戦を立てていく。実行場所は文系食堂(以下文食)、春休みだというのに午前10時に開き、19時30分までやっている食堂で、なおかつ麺コーナーまである便利な食堂である。

 決戦の日、11時ちょうどに文食に向かうと戦士の目をしたK田がいた。この日のためにラーメン○郎に通い、胃袋を広げるトレーニングを行っていたという。まずは麺類がどれくらいあるかを紙に書きだしていく。うどんとそばがとにかく多く、麺コーナーは25杯も食べなければいけないということが発覚した。心が折れ始める筆者とK田。それでも逃げるわけにはいかないので、麺を注文する。二人とも作戦通りとんこつなどのヘビーなものを消費していく。二杯目に差し掛かるころには助っ人部員編集長とK野の二人が参戦する。編集長は作戦通りラーメン系を頼む。しかしここでK野がかけそばという一番シンプルで食べやすいものを注文してきた。「なんでかけそばなんだよ」「俺おっ○しゃん以外のラーメンは食べないんだよ」「この前天下○品のラーメンがおいしいといっていたぞ!」などと言い争いが続く。さらに助っ人にT田を加え、麺を制覇していく。

 しかし一時間もすると最初の勢いはどこへ行ったのか、目の前には麺が伸びきってスープがほとんどないラーメンが残される。現実逃避で文食近くにいるネコと戯れるが、麺は一向に減らない。そんな中部員の一人が「お腹いっぱいではなく、麺が食べられないだけなんだ」と錯乱し、気分転換に購買でアイスを購入しようと言い出した。通常の思考であれば止めに入った部員も、「そうだな、アイスを食べよう」と賛同する。購買にて購入したガリ○リ君を口に頬張ると、今まで塩気の多いものしか食べていなかったせいかまるでハーゲ○ダッツのようなおいしさである。だが半分ほど食べた時点で作戦の失敗に気付く。胃がさらに重くなってきたのである。もはや麺どころか手に持っているアイスですら食べるのが苦痛になってくる。それでも麺コーナーは2時までなのでむりやり胃袋に詰め込んでゆく。するとT田が「あれ、とんこつ中華ととんこつ醤油があるのか。俺とんこつ醤油買ったけど、もしかしてかぶったかな」と衝撃発言。とんこつ醤油は筆者が一番初めに頼んだものでT田にはとんこつ中華をお願いしていたので、さらに一杯追加である。

 筆者は麺を食べるよりネコと遊び、編集長はビールを飲み、K野とK田はうつろな目で伸びきった麺を見つめ、麺コーナーは殺伐と化した。しかしここで、予定よりも早く助っ人O本が到着する。残り4杯ほどをすべてO本に託し、屍と化した部員は目の前の麺を片付けていく。残り30分といったところで麺コーナーは無事に終了したが、予想以上に部員のダメージが大きく、4時まで休憩となった。帰り際学食のおばちゃんからおめでとう、といってクッキーをもらい部員が食べ始める。甘いものは本当に別腹なのだと感心する。

 4時になりさらに引退した先輩までも助っ人に加え、作戦再開。麺のような大物ばかりではなく小皿が多くなり、部員にも心の余裕が出てきたようだった。ケーキやサラダ、揚げ物など次々と消費していくが、麺でのダメージが大きく、ボス(丼物、カレー類)の攻略が思うように進まない。手当たり次第に部員と連絡を取り、報道部総出で学食を制覇していく。6時30分にはゲーセンにいっていたK野を再び招集し、ラスボス(かつ丼)を食べさせ、とうとう辛かったこの企画が終わる。総カロリー23745kcal、ラーメン○郎のラーメン小が1杯1700kcalなので○郎約14杯分も食べてしまった。

 新入生に何がおすすめなのかと考える暇などなくひたすら食べ続けた今回の企画。しばらく食べ物など見たくないと思うもその6時間後にはぐーとなるお腹に呆れる。さてさわきに行くか。

ネタ記事 4559870061339298302
ホーム item

報道部へ入部を希望する方へ

 報道部への入部は、多くの人に見られる文章を書いてみたい、メディアについて知りたい、多くの社会人の方と会ってみたい、楽しい仲間と巡り合いたい、どんな動機でも大丈夫です。ご連絡は、本ホームページやTwitterまでお寄せください。

Twitter

Random Posts