【一言居士】 ー2014年1月ー2014年
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2013年が終わった。今年の漢字は「輪」。東京五輪決定や東北楽天イーグルスの初優勝などのチームワークの輪、それから災害への支援や助け合いの輪などがその理由として挙げられている。2014年初めも箱根駅伝でそのチームワークの輪を実感させられた▼一年に一度の負けられない大会。そこに至るまでにそれぞれのチームにそれぞれのドラマがあり、そこが箱根駅伝の醍醐味だ。走者は大学の名と、たくさんの人のたくさんの思いを背負って一歩、さらに一歩と前に進む。襷を繋いできてくれた仲間のため、次に走る仲間のため、懸命に走る。その姿が多くの人を楽しませ、そして感動を与えてきた▼何十年も繋がれてきた襷にかけられた思いは大きいものであろう。2014年もその後も震災への支援の輪は途絶えてさせてはならない重要な襷だ。東北大震災からの復興は未だ完了していない。その上、復興から繁栄へという過渡期が待っている。次世代を担う私たちは、今の世代が懸命に繋いだ復興という襷を確かに受け取って、さらに次世代に繋ぐのだ。それも一つの日本というチームの「輪」なのだろう。
(文責:沼澤)