【ネタ記事】24時間耐久であの作品たちを見てみた
https://ton-press.blogspot.com/2014/04/blog-post_18.html
さる2013年の年末。読者の皆様は有意義なひと時を過ごされたことかと思われるが、我々報道部とて例外ではない。2014年における報道部の飛躍を祈願して、部の伝統行事と化した荒行「ぶっ続けアニメ映画鑑賞会」を決行したのである。「最近のネタ記事は生ぬるいので、もっと自分を売らな(アカン)」とのお達しが先代編集長からあったのが事の発端。審議の結果、今回鑑賞するのはスタジオジ○リ作品に決定した。
まずは作品をかき集める作業から。周辺のレンタルショップから借りられるだけ借りてきた結果、その総数は19本。そして今回の企画では、スタジオジ○リ最新作「か○や姫の物語」を観て終了、とすることにした。確実に24時間以上かかることが判明し、早くも心が折れ始める。しかし借りてきてしまった以上、もう後戻りはできない。覚悟を決めた我々は鑑賞会を開始した。宣戦布告である。
午前10時。あらかじめくじ引きで決められた順番に従って鑑賞を始める。1本目は「猫の○返し」。ハルちゃん可愛いなんて思っている内に観終わってしまった。続いて2本目「ハウ○の動く城」も、ショートヘアソフィーたそprprなんて考えている内に終了した。我々は確信した。この程度で我々に勝とうとは笑止千万!
その後も破竹の勢いでDVDを処理してゆく。
6本目の「魔女の○急便」を観終わったところで、若干の疲労が見えてくる。日もすっかり暮れてしまい、時計の針は19時を過ぎていた。次の作品である「借りぐらしのアリ○ッティ」を観ようとしたとき、先輩のS氏が「鍋やるぞ~」と提案。突然の鍋である。美味しそうな香りが漂い、と楽しそうな声が響く。荒行と言えど流石に食事はOK、というルールのもと鍋を頂戴した。しかし、食事中も画面から目をそらすことは許されない。片時もジ○リから離れられないのはいささかしんどいものがある。
そんな妨害工作を受けている内に9作目の「平成狸合戦ぽん〇こ」を観終え、時刻は深夜2時を過ぎていた。開始から既に14時間が経過したため、精神的にもダメージが蓄積している。そして次に観る作品はまさかの「火○るの墓」。……精神的轟沈が約束された。無慈悲にも鑑賞が始まると、開幕から相当重い。重すぎて画面を直視できない。ふと周りを見渡すと、さっきまで起きていたはずのN氏は爆睡し、先輩のS氏はラブ○ラスで現実から目を背けている。報道部員の面汚しよ……。「そもそもぶっ続けでジ○リを観ることに一体何の意義が?」筆者も虚しさと悲しさで心が一杯になるが、S氏のラブ○ラスを盗み見ることでダメージを軽減させ、何とか観終えた。
午前4時。どういう訳か、ここから観た6作品に関する記憶がない。い……いや……記憶がないというよりは、全く理解を超えていたのだが……。あ……ありのまま起こった事を話すぜ!
「俺は映画の序盤で瞬きをしたと思ったら、いつの間にか終わっていた」
な……何を言っているのか 分からねーと思うが、俺も 何をされたのか分からなかった……。頭がどうにかなりそうだった……。催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。
世の中には不思議なこともあったものである(すっとぼけ)。意識が戻ると、長かった荒行も残すところあと2作品となっていた。ジ○リの代名詞とも言える「ト○ロ」と「ラピュ○」である。様々な出来事を思い返しつつ、2作品をしっかり鑑賞した。
DVDが終了したので、「か○や姫の物語」を鑑賞すべく、いざ最終決戦の地・映画館へ! 意気揚々と乗り込んで行った。
……結果から書かせて頂くと、半分以上寝ていた。映画の内容をほとんど覚えていない。そう、一五〇〇円を払って昼寝をしに行ったのである。なんともお粗末な結果となったが、こうして企画は終了した。かかった時間は、実に約36時間。申し訳ないが、某映画監督の顔が邪悪な笑みを浮かべた悪魔にしか見えない。しばらくは頼まれてもジ○リ作品を見ないと心に誓う我々であった。
※今回の企画は先輩部員の指導のもと、良く訓練された報道部員が行った変態企画です。大変危険なので、良い子の皆はこれから先、真似をしないようにしようね!