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【告知】「イラストレーター 安西水丸展」 ~特色ある作品が並ぶ~

 「イラストレーター 安西水丸展」が、4月28日から青葉区仙台文学館で開催されている。昨年夏から始まった巡回展で、京都に続く2会場目である。安西水丸は1942年に生まれ2014年に亡くなった、日本を代表するイラストレーター。没後3年経ち、実際の作品を目にすることで、改めて安西水丸の作品を振り返ることができる。安西の代名詞であるイラストレーションだけではなく、装丁や漫画・エッセイなど展示される作品は650点を超える、大規模な展覧会だ。イラストレーターの枠を超えた、安西水丸の多様な作品を鑑賞することができる。




 安西水丸がイラストレーターとして本格的に活躍し始めたのは、1970年代終盤。80 年代半ばを過ぎ、世は空前のバブル景気に沸き立つ安西水丸の手掛けた作品は、鮮烈な印象を人々に与えた。

 たとえばIBM箱崎のポスターでは、日本橋箱崎町の風景を描いている。だが橋もビルも真っ白で、川と空だけがそれぞれ澄んだ薄青色で描かれている。無駄をすべて削ぎ落としたポスターは、見る者の目を惹きつける。そして簡素であるからこそ、見る者に対して解釈の余白を大きく許している。

 安西水丸作品にはいくつか共通する点がある。一つは使われている色が少ないこと。もう一つは過度に書き込まれていないことだ。ごくシンプルなのだが、その実、作品は温かさとユーモアを含んでいる。引き算で構成されたアートは、ともすると冷淡に映ってしまいがちだ。しかし安西の絵は、どこまでも人の温もりというものを宿している。

 学芸員の庄司潤子さんは、画題材の選び方に特徴があると語る。「モチーフは植物や動物など、生きているものが選ばれている」。また安西水丸はスノードームを大変好み、何度も絵に描いていた。この点にも、一見役に立たないものへ目を向けるところに、安西の特色があるという。「魅力のある絵というのはうまいだけではなくて、やはりその人にしか描けない絵なんじゃないでしょうか。だから、そういうものを描いていきたいなと思います。」と生前語った安西水丸。この展覧会で安西水丸の独自の世界観に触れ、一息ついてみるのは如何だろう。忙しく普段を過ごしている中で、忘れてしまった何かを思い出せるかもしれない。

 会期は6月25日まで。一般800円。
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