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【告知】日欧フレンドシップウィーク展 ~ヨーロッパの科学技術を紹介~

 日EUフレンドシップウィーク展示「EUと科学技術:未来を創る日欧フレンドシップ」が5月24日から今月21日まで、本学川内南キャンパスの大学附属図書館にて開催されている。好評につき当初より開催期間が延長された。




 附属図書館は、1983年にEU資料センター(現EU情報センター)が設置されて以来、EUの資料や公文書の保管、EUの情報を広める活動を行ってきた。本学附属図書館専門員の對馬庸二さんは、「本学にはEU情報センターがあり、ここにいればEUの情報に触れられることを、学生に知ってもらいたい」と話す。

 展示は、ヨーロッパと科学技術史、EUと科学技術政策、そして東北大とHorizon2020を中心に構成されている。Horizon2020とは、総合的で幅広いイノベーションを目指す、世界に開かれたEUの研究開発推進・助成プログラム。「ヨーロッパと科学技術史」では、ヨーロッパの科学者や発明品が紹介され、アルキメデスやアリストテレスなど、紹介された科学者の図書が展示されている。これまで、ヨーロッパでどのように科学技術が発達していったのかが分かるのも魅力だ。

 「EUと科学技術政策」の展示では、Horizon2020やEU全体の教育水準を高めるErasmus+などの政策について解説。これらの政策により、EUが加盟国間、関連国間の結びつきを強め、科学技術の発展に努めていることを知ることができる。

「東北大とHorizon2020」では、Horizon2020の一環として、本学の菅沼・阿部研究室、高橋弘毅研究室、川島隆太研究室の研究が紹介されている。菅沼・阿部研究室は、膨大で多様な情報を共有し繋げる、高度知識集約プラットホームiKaaSで収集された情報を効率的に解析し、VR技術で可視化するためのソフトウェアを開発している。高橋研究室は、イリジウム‐マンガンに替わるホイスラー合金を製作し、イリジウムの消費量削減と保護を目指している。川島研究室が参加するMy-AHAでは、 ICTプラットホームを活用し、加齢によるリスクを早期発見し予防する研究を行っている。

 展示は理系のテーマだが、解説は高校の理科の範囲で分かりやすい。そのため、理系の人だけでなく、文系の人も楽しむことができる。

 附属図書館参考調査係長の吉植庄栄さんは「日本では、ヨーロッパに対し文化的にアプローチをすることが多いが、先進的科学技術も発達している。文系の人にも理系の人にも興味を持ってもらいたい」と語った。
図書館 8226542065763123366
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